私は東京圏で通勤しているが、朝のラッシュ時において、以前に比べてダイヤどおりに運行されないことが多くなっていると感じている。これは、鉄道重大事故の発生を端緒に安全運転を励行するようになってきたこと、そして過密ダイヤ設定に原因があると思うが、一方で遅延情報の発信も駅構内はもちろん、Web上においても迅速に遅延情報が発信されるようになってきた。
たとえ数分の遅れであっても、複数路線乗り換えるような場合、それは単純に積算されるものではなく、乗り換えのタイミングのずれや優等列車に乗れなくなるなどの理由から、下手をすれば2倍以上の時間がかかることも珍しくない。よって、遅延証明書もわずかな時分であっても発行していただきたいと思っている。しかし、このあたりの情報提供等は各社まちまちのようである。
上表は、今日(2008年7月19日)時点における各社のWebページを参考に作った一覧表である。遅延認定時間とは、遅れまたは遅れる見込みがどのくらいかを示すもので、例えば東武鉄道の場合は、28分ダイヤより遅れていたとしても遅延認定時間が30分以上にあたらないため、遅延情報に掲載されないとなる。そして、Web遅延証明書とは、Web上で遅延証明書発行機能があるかないかを示し、ある場合はどの程度遅延した場合に発行されるかの時分を示している。表から明らかなように、Web上で遅延証明書が発行できない2社は論外として、JR東日本のサービスがあまりよくない(路線数が多いからだとは思うが)ように感ずる。
表を作成して気付いたが、他社と相互乗り入れしているような路線の場合、一方では遅延扱いとなり、もう一方ではそうでなかったりということもあり得ることがわかった。統一することは難しいのかもしれないが、せめて路線ごとには統一した方がいいように思うところである。
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