私は無事に、VAIO VGN-SZ90PSのWindows XP SP2からWindows Vista Ultimateへのアップグレードを終えたが、これに要する時間はどのくらいかかったのか。
これについては、Blog本文中にふれたように、1~2時間程度。どちらかといえば1時間程度に近いものだった。だが、メーカのサポートページでは、こんな早く終わるとはどこにも書いていない。VAIOのメーカであるSONYのサポートページ「~Windows XPからWindows Vistaへ~ アップグレードに関するよくある質問!」では、なんと『5時間以上は必要になるようです』とある。人によっては、「なるようです」という無責任な言い方は何事だ!となるかもしれないが、それはPCの環境によって左右されるものなので致し方ない。
それはともかく、5時間もアップグレードにかかるといわれてしまうと、さすがに私も躊躇してしまう長さだが、他のメーカはこのあたりどう表現しているのか。ちょっとだけ調べてみた。すると、各社概ね4~6時間程度としていることが確認でき、決してSONYだけが長い表現を採っているわけではなかった。
どうしてこんなに時間がかかるのか、と考えれば、単にレジストリの解析時間に費やされているといっても過言ではない。Windows XPやWindows 2000を何年も前にインストールし、各種アプリケーションソフトウェアをインストール・アンインストールを繰り返していれば、数十MBに及ぶことも珍しくないだろう。ドライバからアプリケーションの関連付けやプラグアンドプレイ情報等、ほぼすべてがレジストリにあり、これを解析してできる限り矛盾のないようにセットアップ(アップグレード)し、その上、ユーザからの入力をまったく行わないようにさせるわけだから、そりゃ時間がかかるというものかもしれない。なので、アップグレードを行うには、私のようにリカバリ直後に行うのが、結果として簡単…とはいえないか。その後に、必要なソフトウェアをインストールするのだから。
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