メモリカード関連の話を二回も続けてしまったので、今回は別の話でいくことにする。
まず、プレイする前に対PlayStation 2のアドヴァンテージとして、NTSCでなく480Pで表示することができるというものがある。PlayStation 2向けのゲームの中には、プログレッシヴ表示に対応したものもあったが、数は少なく、特殊な操作を電源ON時に必要とするなど、ちょっとの手間ではあるが煩わしいものだった。対するPLAYSTATION 3では、理論上、すべてのPlayStation 2ゲームを480P、つまりプログレッシヴ表示にすることができる。これは、ブラウン管テレビだけでのメリットでなく、液晶テレビやプラズマテレビでも威力を発揮するものである。PlayStation 2におけるPlayStation向けゲームでは、ポリゴンの質向上といった機能があったが、それ以上か以下かは人それぞれだが、私は大いに評価したいと思っている。
というわけで、PLAYSTATION 3の設定を480Pとし、PlayStation 2ゲームディスクを挿入、そして起動を指示するとついにゲーム起動。我が家のPLAYSTATION 3で最初に起動したゲームは「ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード」。「キミの未来へ続くRPG」ということで、未来を見据えるPLAYSTATION 3にはもってこいのキャッチフレーズを持ったPlayStation 2向けゲームである。ようやく、ゲーム機としての役割を果たすときが来た。
約一時間ほどプレイ。気付いたことは、コントローラが軽くなったのでプレイがしやすいこと。これは、長時間プレイには大変ありがたいことで、Wiiのような苦労をしないで済むのは、20年以上ゲームをプレイしてきたものにとってはありがたい。そして、ディスク(DVD)アクセスもPlayStation 2より速いと感ずる(「ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード」をPlayStation 2でプレイしていないので、絶対か?と問われれば、確実に速いとはいえないが、長年ゲームをプレイしてきた感覚である)。間違いなく、PLAYSTATION 3は、最近の廉価版PlayStation 2よりも高級な部品を使っていると実感できるところだ。
だが、プレイしていてかなり気になる点が出てきた。それは──。
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