前回の続きです。
しかもFFTでは、PlayStationにおけるメモリ容量の制限から、駒(キャラクター)の数をタクティクスオウガのように敵味方で20体以上ということもできず、少ない駒(キャラクター)でタクティクスする関係上、マップが狭くならざるを得ないという本質的な部分でも問題があった。
そして、ストーリーも一本道。FFTでは歴史書を紐解くという形でストーリーが語られるため、これも仕方がないといえるかもしれないが、それを言うならオウガバトルのストーリーも同様だろう。要は、一本道ストーリーの言い訳にしか聞こえないのである。
このようにあまりに高い期待を持ってしまったが故の、厳しい評価になってしまったFFT。リメイク版はどうなるのだろうか。私としては、次のようなリメイクを期待したいものである。
- レベル上げに制限を加える。第何章まではレベルxxまでしかあがらないというように、レベル上げでごり押しできないようにする。一方で、やたらと強すぎる敵をメインストーリー上で出さない。
- キャラクターは味方側で最大12人編成程度まで可能にし、総勢30人程度くらいまでがマップ上でタクティクスできるようにする。
- ストーリーは、人対魔族という単純な構図のみに走らず、分岐するような形で他の展開も可能なようにする。
- やたらと転職(ジョブチェンジ)できないようにする。FFの世界観を多少壊しても構わないので、下位職と上位職をきちんと系統立てる。
- 可能であれば「声」を入れる。ただし、声を入れることで上記の内容に制限がかかるなら、入れなくてもよい。いや、音質が悪くなってもいいから入れるにしようか。
こんなところだろう。あげていけば、他にも色々あるが、リメイクするならせめてこのくらいはやってほしい。素材は悪くないのだから、FFTで失望したユーザーをもあっと驚かすようなものを見せてほしい。
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