2018年モデルiPad Pro 12.9インチを利用してそろそろ9か月にならんとしているが、ほぼ、いや毎日利用しているため、1年未満の利用とは思えないほど使い込まれているように見える。純正のキーボード兼カバーは、既にボロボロ(表現ではなく形状からして)。手汗でしわしわになっていることに加え、劣化のため、あちこちで皮がむけたようになっている。このため、カバーに包まれたものだけ見ると、軽く数年は使い込まれた年季の入った一物に見えるのである。
ただ、キーボードカバーを外せば、そこまで劣化しているようには見えない。しかし、発売当初より「歪み疑惑」が持たれていたように、9か月経った本体を見てみると微妙に歪んでいることを確認できる。購入当初はそんなことはなかったが、使っているうちに変形してしまったのだろう。
そして更に気になるのが、iPad Pro唯一の有線インタフェースの接点となるUSB-Cポート穴の上部にひびが入っていることである。おそらく、このひびは本体の変形によって引き起こされた(あるいはこのひびの発生によってより歪みやすくなった)と推定される。幸いにして、歪みもひびもまだ大きなものではないので、ディスプレイ側に支障を来すことはない。とはいえ、歪みはキーボードカバーが微妙にフィットしなかったり、本体のみをフラットなテーブルに置くと微妙にぐらついたりするなど、気になるわけである。
これは、持ち歩く際に鞄に入れていたことが理由と思われる。スーツケースやアタッシュケース等のように鞄自体が歪みに強ければ良いが、それ以外の鞄では、どうしても満員電車等での圧力に耐えるのは不可能である。バランス良く均等に圧力がかかってくれればいいが、そんなご都合主義的に圧がかかるはずもなく、徐々にいってしまうか一気にいってしまうかだろう。キーボード兼カバーについては、こういった圧力に一定の効果はあるのかもしれないが、iPad Pro自体の表面積が大きいので偏った圧力からの耐性には厳しいとも言える。結論としては、iPad Pro本体そのものの剛性強化となるが、一定の厚さ(薄さ)を確保しつつとなると難しいように思える。
それ以外に気になるのは、比較できないので何とも言えないが、1TBモデルのみ本体メモリ(RAM)が6GBとなった効用である。近いうちにOSアップデートによって、iPadOSと専用OSになることから、そこまで待たなければ本領発揮とはならないのかもしれないが、少なくともメモリ6GBの効用は見えない。発売当初は、2GBの差によって買い換えようとした猛者もおられたようだが、待たれているiPad向けPhotoshopは未だ登場せず、3か月後にはiPad Proの新モデルが登場すると見込まれている現状においては、結果的にそこまでする必要はなかったと言える。無論、これは結果論でしかない。
というわけで、久々のBlog記事更新は、毎日使っているiPad Proについて簡単にふれてみた。満足度は高く、使っているアプリ等によってはPC(Windows)の置き換えとなっている。いや、すぐに起動して使用できるという点においては、圧倒的に凌駕していると言えよう。といったところで、今回はここまで。
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