発売(というか製品版ダウンロード可能)となった当日に、Windows 10への移行を行ったところだが、その中の一つにVAIO Duo 13 Red Editionがある。SONY公式では、8月上旬に簡易案内、秋にドライバ等のアップデートを含めた対応を行うようであるが、特段、特異な使用法をしていない(つもり)ので、他機で問題が出なければ、SONYからの案内など待たずに行うつもりだった。案の定、他PCではまったく問題は見られなかった(通常の使用法で)ことから、VAIO Duo 13 Red Editionに対してもWindows 10 Proへのアップグレードを実行した。
結論から言えば、まったく特筆すべきものがないほど簡単に終わり、移行環境等によって様々だろうが、概ね1時間程度で終了。すべての設定を引き継ぐとしたので、完全なWindows 10環境とは言えなくもないが(実際、Windows 8.1から引き継いでいるデバイスドライバ等がたくさん残っている)、だからこそ致命的な問題はないと言える。
さて、Windows 10だが、ベータテストの頃と比べて安定性という点を云々しなければ、そうそう大きく変わったとは思えない。よくいわれるスタートメニュー復活など、所詮慣れの問題であって、Windows 8時代のタイリングデスクトップ表示に戻すこともできるWindows 10では、どうでもいい問題。仮想デスクトップについても、標準機能としてようやくといったところだが、これも仮想マシン環境経験者にとっては目新しくもない。色々言われてはいるが、最も大きな変更点は軽量カーネル化ということになると思う。
ただ、VAIO Duo 13固有の機能(ソフトウェアを含む)については、何とも言えない。なぜなら、私の場合、ほとんど使ってもいないし、導入初期にアンインストールしてしまっているので(あのVAIO Careなる余計なものも入れていない)、実際不具合を起こすのか、使えないものなのかは判断のしようがない。
というわけで、まったく面白味のないWindows 10 Proへのアップグレードは、まったく問題なく無事にあっさりと終了した。かつてのWindowsアップグレードは、その行為一つとっても山あり谷あり地獄ありで、そのノウハウがもて囃されたものだが(当blogや過去のWebページでも人気記事となっていた)、こうもあっさりと終わってしまっては特筆すべきものがない。それはそれでいいことだが、裏を返せば「特筆すべきことがない=歴史に残るようなものでない」ともいえ、一抹の寂しさを覚えつつ、今回はここまで。
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