何でもそうだが、新ハードというものはさわっていて楽しいものである。もちろん、PS4も同様で、昨日(23日)はほぼ一日、PlayStation 4の相手をした。
静かで熱くない
まず、最初に感動したのは、かつてのPLAYSTATION 3は何だったのかというほどの静かさである。最も大きな音は電源ON時の「ピッ」音ではないかと思うほど、本体は静かで、しかも高い熱を持たない(排熱口やAPUのある辺りをさわってみても)。Xbox系ほどではないが、爆音・高熱を発した初代PS3は何だったのか…。イメージとしてはPentium 4系からCore2 Duo系にしたような印象と言っていいだろうか。PS4の心臓部は、PCの競争でもまれ続けているx64プロセッサであり、省電力性能が高いということを考慮に入れても、この静音性は驚異的だ。Blu-rayドライブの動作音も爆音を発することなく、静かな部屋で他に騒音源がない場合に動作音を発するのがわかるといった感じだ。なお、Blu-rayドライブからロードしない、つまりダウンロードゲームの場合はさらに静音化が進むので、初代機としては大変よくできたハードウェアだと断言していいのではないか。
タスク切り替えが速い
今までが遅かったと言えばそれまでだが、8コア(+ARMコア)と8GBメモリの威力はすさまじく、システム(OS)用メモリ領域もそれなりに確保されているためか、タスク(プログラム)切り替えが速い。バックグラウンドで様々なことが行われているだろうことは予想がつくが、並列処理の格段のやりやすさも相俟ってか、このあたりは現段階でもかなりいい仕上がりと言える。もっとも、比較対象であるPS3はメインメモリが256MB(0.25GB)しかないので、ファームウェアバージョンアップでいくらか頑張ったが、先行ソフトウェアとの互換性問題などもあって、満足いく仕上がりにはならなかった。そういう意味では、土壇場でメモリが4GBから8GBに増やされたことは、将来に向けて大いに意義あることであったことが早くも示されたと見る。
専用コントローラが優れている!
見た感じは前よりもださくね、だったが、いざ手に取ってみるともうPS3標準のコントローラ(SIXAXISやDUALSHOCK 3)は何だったのかと思うほど(こればっかり)。実際、これでPS3ゲームをプレイしたいと思うが、さすがSCEで最低限とはいえ対応済み。色々な制限はあるが、PC周りの周辺機器互換性に苦労された経験があるのなら、この程度はどうということはない。動けばいいのだ。
PSVitaリモートプレイが実用的に
PS3でもPlayStation Vitaによるリモートプレイはそれなりにできたが、PS4ではさらによくなっている。どこがどう、というのは指摘しにくいが、安定性が高まっているという印象か。とはいえ、PS4でのフルHD&60fpsからPSVitaのディスプレイに写し変えると、野暮ったい画面になってしまうのが…。PS3よりも圧倒的に表現力が高まったことによる弊害だが、そういうことを以外は以前よりもよくなっている。
と、ここで出勤時間になってしまった(苦笑)。
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