昨日(9日)15時から開催された「SCEJA Press Conference 2013」では、想定されていたPlayStation 4の我が国での発売が2014年2月22日(土曜日)と発表され、「何だよ、欧米に後れをとるのか…」とがっかり感が強かった。だが、最後の最後で隠し球的に発表されたPlayStation Vita TVが、2013年11月14日(木曜日)我が国先行で発売されるというアナウンスで「何だよ、わかってんじゃねゑの SONY…いやSCEJA」と思ったのだった。
PlayStation Vitaについては、これも予想された新モデル「PCH-2000」シリーズの発表といくらあっても足りない感の強いメモリカードも64GB版が登場するなど、PlayStation Vita TV以外にも注目すべきものが多く、すべて昨日のうちに予約注文をしてしまった(苦笑)。
さて、PlayStation Vita TVだが、一種の据え置き型ゲーム機と言える。ただ、据え置きというにはあまりに小さくまさに手のひらに載るレベルであって、携帯型ゲーム機を据え置き型ゲームにするため、余分なものを削ぎ落としたものでいかない。まるでMobile PCを省電力サーバマシンにするようなイメージと言っていいだろうか(Apple TV擬きともいう)。
PlayStation VitaはTV出力がなく、せっかくのきれいな画面を大画面で楽しむことができないという辛さがあったが、新たにPlayStation VitaにTV出力を追加するのでなく、こういった製品を出すというところに驚きを禁じ得ない。今回の新モデル「PCH-2000」にもTV出力はサポートされていないが、このPlayStation Vita TVの動きによっては次期モデルと想定される「PCH-3000」(仮称)にTV出力が実装される可能性も捨てきれないだろう。
PlayStation Vita TVには、PlayStation Vitaと同じく2つのカードスロット(ゲーム用とメモリカード用)のほか、USB 2.0端子、HDMI(HDMI-CEC)出力端子、LAN(10BASE-T, 100BASE-TX)端子、ACアダプタ用端子が用意され、小さな箱はコネクタだらけと言えるだろう。とはいえ、操作に必要なDUALSHOCK 3を添付しないモデルが用意されるなど、これを欲するユーザは当然のごとく持っているだろうモノをセットで買わせない配慮がありがたい。
そんなわけで、PlayStation 4にはスカされた感が強いが(単に先送り)、それ以上にVita周りが盛り上がってきたのはうれしい限りだ。といったところで、1,700本目の記事は今回はここまで。
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