ブラジリアで行われたFIFAコンフェデレーションズカップのブラジル対日本は、大方の予想どおりブラジルが日本を圧倒した。私もBS1でTV観戦をしていたが、昨晩から一所懸命盛り上げようとしていた各局の思惑など知ったことかと言わんばかりのネイマールの先制ゴール。開始3分という出鼻を挫くにはもってこいの時間帯というのもあるが、左サイドのマルセロからクロスボールを入れられて、フレッジがからんだ直後のネイマールのミドルシュートに、まったくディフェンス陣は反応できなかった。これをいきなり見せつけられては「さすがブラジル、すごいなネイマール」と感嘆することしきりで、それからは何とかなるかもしれないという思いを抱くことすらなく、ブラジルの素晴らしいプレーを愉しむことに専念した。そういう意味では満足度の高い観戦であったと言える。
試合後のインタビューで本田選手は「完敗」という言葉を口にしていたが、実力差を知るにはよかっただろうし、強豪に(しかもノリのよいラテン系に)先制点を許せば、まったく手も足も出ないということを改めて実感したのではないだろうか。TV観戦というサッカーを見るには相応しくない環境であっても、嫌でも大きな実力差を感じることしかできなかった。日本もやることはやっていたとは思うが、スピードや個人技についていくことができなかったためか、まったく機能していなかったように見えたのがその表れだと思う。
どちらにしても本大会は胸を借りる相手ばかりで、次のイタリア、さらにはメキシコも簡単な相手ではない。いや、ブラジルよりも手強いと言えるかもしれない。どちらにしても、貴重な普段では得られない体験をしているのだから、とにもかくにも頑張ってほしいと思いつつ、今回はここまで。
成長曲線で言うところのと、停滞期に見えます。。。このまま衰退期を迎えるのか、あるいは次のS字曲線に移行できるか、まずは「混乱」が必要ですが、その混乱がまだ起きていないので、残り2戦は、「”我々は停滞している”という自覚」と、「次の成長への渇望」を生み出すような「混乱」を期待したいです。理想的にはマスコミも含めて。
投稿情報: はひ | 2013/06/16 14:42
コメントありがとうございます。
長友選手が「中学生とプロ」という比喩コメントをしていましたが、この感覚わかりますね(苦笑)。私も高校時代、全国優勝校と予選であたってまったく歯が立たなかったことを思い出しました。
さて、本田選手、長友選手は個々の戦いでは何とかやっていましたが、香川選手はちょっと心配ですね。うまく言えませんが、周りがワールドクラスであれば引っ張ってもらえるというか、うまいプレーを見せるのだけど、そうでない一人で何とかしなければいけないところでは機能してないという印象。才能はあるのだから、もう一踏ん張りしないとこのまま停滞してしまうような…。
他の選手は残念ながらまったく戦えていないので、中学生とプロと長友選手が評するのも無理からぬところ。とにかく個の力をあげてレベルアップをはからないと全く勝負にならないことが証明されたわけで。「混乱」に期待するしかないのかな~。
投稿情報: XWIN II | 2013/06/16 17:37