電柱地中化が進むとお目にかかれなくなるであろう、電柱に取り付けられている様々なタグ(標章)。その電柱が何に使われているかと言うより、管理者がそれを管理するために付された名札と言っていいが、そこには様々な歴史が刻まれている。で、今回は東京都渋谷区鉢山町で見つけたこれ。
「鉢谷支」と見える(支とは支柱の意)。取り付けたのは、現在のNTT東日本にあたる旧電電公社。懐かしのマークと共に「鉢谷」と書かれている。最初にこれを見た時は、なるほどこれは「鉢山」町と「鶯谷」町のそれぞれから一字ずつ拝借したものと思ったのだが──。
すぐ近くには「鉢山支」と銘打たれたものもある。果たしてこれは「鉢谷支」と「鉢山支」の両方あるのが正しいのか、それとも「鉢谷支」は「鉢山支」の記載誤りとなるのだろうか。今度、代官山付近に出かけた時にでも覚えていたら確認しようかとしつつ、今回はここまで。
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