今朝(というか未明から)、フジテレビで中継されていたサッカー欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝 バイエルン・ミュンヘン対ボルシア・ドルトムント戦。ロンドンはウェンブリーまで行くことができれば言うまでもないのだが、TV中継で見えたように、ドイツ国内での試合にしか見えず(苦笑)、チケットがうまく手に入ったにしても果たしてしっかり観戦できたかと言えば疑問符が付く── 何にしても素晴らしい決勝戦だった。
下馬評では、圧倒的にバイエルン・ミュンヘン優位だったが、サッカーは何が起こるかわからない(あまりにレベルがかけ離れていればそんなことはないが)のはもちろん、昨年の悲劇的な結末(PKを外して負け)を見ているだけに…。
試合は一進一退の攻防…と見えるかはおそらくサッカー経験の程度によってまちまちだが、ドイツ ブンデスリーガのレベルの高さは誰の目から見ても明らかであり、決勝独特の緊張感もあって、ボール支配率などとは関係なく見応えのある内容だった。ダイジェストでは得点シーンばかりが注目されるが、実際はそこに持ち込むまでが重要であり、むしろ得点の入らない時間帯の攻防の方が見応えがある。
とはいえ、得点シーン、中でも決勝点をあげたロッベンのゴール前の動きは見事としかいいようがない。後半44分といういわゆる危険な時間帯に入るあたりの時間、ゴール手前に放り込まれたロングボールからの展開の速さは、欧州頂点に相応しい。決まった瞬間は、思わず溜息が出てしまったほどだ。
試合終了後、歓喜に沸くバイエルン・ミュンヘンの選手とは対照的に、なかなか起き上がることのできないドルトムントの選手たち。この余韻は、実際にこの大舞台で戦った者達だけにしかわからないだろう。だが、端で見ている…どころかTV中継で見ているだけの私にすら大きな感動を与えてくれた。これはスタジアムで観戦していたメルケル首相も、選手一人一人に声をかけていたことからも伺えるだろう。
といったところで、今日は一日休養だとしつつ、今回はここまで。
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