任天堂は、ついに次世代据え置き型ゲーム機 Wii U の発売日を今年の12月8日土曜日と発表したが、久々の新プラットホームの発売に年末はどうしようか…とまたまた野望が頭を擡げ始めている(苦笑)。
振り返ってみれば、携帯ゲーム機はPS VitaやPSP、Nintendo 3DSなどなど購入してきたが、据え置き型ゲーム機は新型PlayStation 3以来、まったく手を出してこなかった。その前のXbox 360も既に引退扱い。据え置き型ゲーム機の安定…というよりも、任天堂から出ていたものにまったく興味を見出すことができなかったことに尽きる。PlayStation 3やXbox 360と同時期のWiiは、HD対応もできず、この時点で対象外。そもそも、Nintendo 64で得た裏切られ感から躓き、GameCubeは「あれ?」という違和感。そんなこんなで任天堂据え置き型ゲーム機は二世代相手にしてこなかったのだが、今回のWii UはWiiを名乗っている(つまり互換性がある)が、Wiiらしからぬハードウェアの素性の良さを持っていると感じている。
それは、一にも二にもメモリである。ついにゲーム機もGB(ゲームボーイではなくギガバイト)の時代に突入したかと感ずるメインとグラフィックスそれぞれに1GB搭載。メモリの容量進化は停滞感が出てきているが、それでも5年以上前と比較すれば雲泥の差。コスト面でもGB級のメモリを搭載することに問題はない現状では、ゲームに必要なものはパフォーマンス以前に広大な物理メモリ空間であることに疑いはなく、これを実現したWii Uに期待が高まるというわけである(っていうか、今どこのプラットフォーマーがやってもGB級メモリ搭載となるだろうが)。
一方で気になる点も多い。独自光学ドライブや、記憶媒体としてフラッシュメモリがたったの8GBないし32GBしかないというのも少なすぎる。いくら光学ドライブが速いと言ってもHDDやフラッシュメモリの敵ではなく(インタフェースが同じ場合)、いくらGB級のメモリがあってもそれは無尽蔵というわけではない。足腰や頭脳がよくなった割には内臓がいまいちといった印象である。
とはいっても、結局のところ、興味深いゲームが出てくるかどうかで入手するかどうかの決定打となるのは間違いない。今日(14日)時点で、まだ急いで買う必要はないと思ってはいるが、それがいつそうでなくなるのか。年末までの期待を抱きつつ、今回はここまで。
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