今年は池上電鉄開業90周年(世間的には東急池上線開業90周年)にあたるが、来週それを迎えるにあたり、池上電鉄の最大の目的地となる池上本門寺あたりを散策した際、気付いたものをあれこれとりあげていく。
今回は、タイトルに示したとおり「池上本門寺多宝塔」と呼称される塔をご紹介。
池上本門寺多宝塔
鮮烈な赤が目立つ。場所は東京都大田区池上二丁目1番。ゼンリンの電子地図で示せば、
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このように本門寺や大坊本行時に隣接(とはいっても敷地が広いのでそうは見えないが)している。昨年掲出された説明板には、
以上のような説明がある。引用すると、
重要文化財 池上本門寺多宝塔
宗祖日蓮大聖人の御尊骸を荼毘に付した霊蹟に建つ供養塔。建立は宗祖五百五十遠忌を期して行われ、江戸芝口講中の本願により、文政十一年(一八二八)に上棟、同十三年(天保元年)に開堂供養を修している。石造の方形基壇に築いた円形蓮華座の上に建つ木像宝塔形式の建物で、内外ともに漆や彩色によって華やかな装飾が施されている。塔内中央には金箔や彩色で装飾された華麗な木像宝塔を安置し、日蓮大聖人御所持の水晶念珠を泰安している。
宝塔形式の木像塔婆は極めて現存例が少なく、当山多宝塔はその中でも最大規模を誇る本格的な宝塔として、極めて貴重な建物である。
なお、「多宝塔」の名称は建立当初から呼称されているものであり、文化財としての名称は「池上本門寺宝塔」である。
平成二十三年三月 池上本門寺
と、あるように信徒の方のみならず、一般に歴史に興味のある者でも一見の価値があると思う。で、現物で見た時に感じた「新しさ」感は、昨年修復工事を終えたばかりからだとわかった。
池上本門寺のWebページ内にある「お会式記念 国指定重要文化財「池上本門寺多宝塔」期間限定 一般公開のお知らせ」(平成23年10月12~13日)という記事を見るとわかるが、ちょうど昨年の今頃、一般公開と図録類の頒布が行われたようで、もう少し早く気付いて入ればの念が強くなった。
といったところで、今回はここまで。(作成 2012年9月27日~29日)
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