今朝(現地時間では昨晩)のFrance F2の20時のニュースで、長年フランスの通貨だった「フラン」がついに終幕というニュースがトップだった。
今はユーロ危機であり、ドイツのメルケル首相とセットでメルコジともいわれるフランス大統領だが、まだフランからユーロに切り替えて10年。昨日は、切り替えから10年という節目であり、フランからユーロへ交換できる最終日であったのだ。このニュースでは、パリなどで銀行に並ぶ市民の様子が写されていたが、どこでもぎりぎりになって行動する人はいるものだ、と(ちなみに行列がさばききれなかったというので、翌週月曜日まで交換に応じるという)。
使われなくなったフラン紙幣は、このように細かく切り刻まれて「燃料」になっているという。一つの塊(だいたい石鹸大)でおよそ千枚の紙幣。これだけ見てしまうと貨幣価値がなくなれば、ただの紙片なのだとも実感してしまう(苦笑)。
しかし、市中にはまだまだたくさんの「フラン」が眠っているという。フランス国内はもとより、その他にも米国や我が国でも多く眠っているとのこと。これは古銭的価値を見いだす人にとっては、ユーロに交換する必要はないが、そうでない人にとっては現地時間17日で交換期限は終了。ただの紙片になったわけである。先ほど我が家でも確認してみたら、フラン紙幣はなかったものの硬貨は残っていた(笑)。
といったところで、今回はここまで。
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