何がリベンジかって?
要するに、前回ベンチマーク結果はベストでなかったということなのだ。Radeon HD 6650Mを使ってたつもりがそうでなかった? 無論、そんなことではない。省電力モードになったままだった? 強制的にモード固定をしていない限りそこまで間抜けなVAIO Z21ではない。では何がベストでなかったのか? それはVAIO Z21の特殊な構成による。
VAIO Z21は外付けGPUをPC本体に持たず、本当に外部に出してしまったため、液晶ディスプレイに映像を表示させるまでの経路が複雑かつ細くなってしまっている。本来なら、PCI Express Gen2 x16で接続させることができるにもかかわらず、Power Media Dockと本体をつなぐただ1本の光ケーブルを使ってデータのやりとりをしなければならないため、実質 x4程度のパフォーマンスしか発揮することができない。もちろん、常時 x16の帯域幅をフルに使い続けるほどのことは滅多にないが、ピーク時に追随できなければ足を引っ張ることとなる。これがそのまま遅延につながるので、わざわざSONYのサイトにも「パフォーマンスが発揮できない場合がある」と断り書きがあるほどだ。
そこで、VAIO Z21のコンセプトを私なりに理解した結果、つまりPower Media Dock接続時はすべてVAIO Z21に対して外付けのものを使うという発想から、ディスプレイもPower Media DockのHDMI端子経由で外部液晶ディスプレイに接続し、これによって再度FF14ベンチマークを実行してみようとしたのである。これがリベンジ、というわけだ。
で、いきなり結果と行こう。
ご覧の通り、結果はSCORE=2099、LOAD TIME=24518 msとなり、VAIO Z21の液晶ディスプレイで表示させたSCORE=1989、LOAD TIME=21318msを数パーセントだが超える結果となった。これは数回繰り返しても同じ傾向を示しているので、FF14オフィシャルベンチマークは、Power Media Dockを有効にしている際は本体ではなく外部ディスプレイの方がパフォーマンスが上がるというわけである。
といったところで、今回はここまで。
ますますDTP的ですね。
メイン機引退後のサーバー用なら・・・って、それならこんなパフォーマンス要らないか。
あえてvaioノートであると考えるなら、
「出来すぎたX」
と思うべきなんですかね。
投稿情報: 夢望騎士 | 2011/08/15 08:12
私的にはXZ、いやXFと言っていいかもしれないかと見ます。
Zのコンセプト、オールインワンでありながら軽量・薄型が否定されたことで、Zと名乗るのはいかがなものかと思うのです。まぁXZなら許せるというべきか(ZがSに統合されたときはSZだったわけで)。
伝え聞くところによれば、社内でも議論があったということですが、Zを冠した理由はマーケティング的な側面が大きいとなるでしょう。XZでは売れない!ということで。
騙されたという方は他にもおられるのでないかな~、と。
投稿情報: XWIN II | 2011/08/15 12:38