VAIO Z21を持ち歩き始めて、今日でちょうど一週間。先週金曜日(5日目)だけは時間がないため端折ったが、今日で持ち歩き始めて6日目となる。Power Media Dockありだと、いつ電源が切れるのかという恐怖感を味わいながらの利用だが、本体だけでは何と自由度の高いことか。紐付きでない、というだけで自由度を感ずるということは、会社・自宅等ではAC電源経由であったとしてもバッテリを持つ安心感があったのだと、今更ながらにノートPCにおけるバッテリのありがたさを再認識することとなった。当たり前、だったものがそうでなくなるとき…。存在を意識していないものほど、その重みは大きいものなのだと実感できただけでもVAIO Z21を選択した甲斐はあったのかもしれない(苦笑)。
ま、それはともかく、今回は屋外での通信環境について語っていこう。私が選択したVAIO Z21には、無線LAN(WiFi)、WiMAX、そして3Gに物理的に対応(搭載)しているが、このうちWiMAXと3Gは利用していない(有効にしていない)。つまり、WiFiのみで行っている。といいつつも、実際にはWiMAXも3FGも利用している。どういうことか? 答えは簡単で、Mobile用ルータ(WiMAX及び3G回線)を常時持ち歩いているため、これと本体側のWiFi通信によって利用しているのである。
なぜこうするのかは、Mobile PC等を複数お持ちの方であれば、通信コスト削減のために行っているのは自明であろう。すべてMobileルータ機器1台を基点に、そこからWiFiで接続すれば1契約で複数台使用できる。これをMobile PC毎にWiMAXや3G契約を締結すれば、それはそれで便利ではあるがコストがかかりすぎるし、管理もしにくい。かといって、野良WiFi接続ポイントにつなぐ勇気もないのだ(笑)。
そんなわけで、持ち歩く際にはVAIO Z21(とMobileルータ)は大いに役立っている。持ち歩き始めて6日目だが、私の感覚では先代VAIO Z(Z11)よりもキーボードの慣れの問題を除けば、すべてがZ21が上回っている。薄さはともかく、軽量ということはMobileにとって訴求されるものであり、Z21の優れている点はここにある。そして、Sandy Bridgeのバランス感覚もいい感じだ。さらに起動・終了もきびきびしているので、さっと取り出しさっとしまうことも簡単だ。
もしかしたら、折衷というものは便利であるように見えて実際はそうでないのかもしれない。古くからいわれていることではあるが、その人その人のニーズによって求められるものが変わるだけでなく、新たに与えられたシーズの中からニーズが生まれてくるのかもしれない。そんなことを感じつつ、今回はここまで。
コメント