原発事故初期対応の不手際云々の話で、原子炉への海水注入を中断したのか否か。とどのつまり、これは(ホントかどうかは知らないが)現場の一所長の判断で、政府・首相官邸と東電本社との協議(喧々諤々)等とは無関係に注水は続けられていたという。これを聞いて一作。
先日、アルカイダの首魁ビンラディン氏が米軍特殊部隊に殺害された際、オバマ大統領を始めとする面々がこの特殊部隊への指揮系統(及び作戦執行)はこのように行われた的な写真が公開されたが(無論、意図があってあれを公開しているわけだが)、あれこそシビリアンコントロールが機能しているという「わかりやすい」アピールであろう。
一方我が国は、昨年の尖閣ビデオ漏洩に限らず、自民党政権時代から官僚らによるやりたい放題。民主党政権になって政治主導はうたってみたものの、中身が全くないのでシビリアンコントロールを本当に許してしまったら、却って危険な状態になってしまうと言う「現場の驕り」から機能しない。確かに私も身近な問題として、ドのつく素人の大株主に経営計画のこととか突っ込まれたくないなと思ったりもするので、人のことは言えないとは思うのだが…。
そんなこんなで今回はここまで。
トルーマン大統領は太平洋戦争の国民的英雄であるマッカーサー元帥であっても、即時解任するという官邸主導で機能しています。当時軍人の暴走を見て見ぬ振りしてこのような政治主導に慣れていなかった我々は日本だったらトルーマン大統領は暗殺されるのではないかと囁きあったものです。ただしポツダム宣言受諾に関する臨時措置に関する政令1号で、このような話は公には出来ませんでしたが。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2011/05/28 18:46