SONYは、8日、プレスリリース「スタイリッシュなデザインに高い機能と携帯性を両立したモバイルPC VAIO「Sシリーズ」発売 ~約23.9mmの薄型フルフラットの筺体で最長約8.5時間のバッテリー駆動を実現~」を発し、2011年春モデルの第二弾を発表した。Sandy Bridge(第二世代Core iシリーズ)対応のチップセットリコール問題で予定よりも遅れたと思われるが、なかなかに興味深いモデルに仕上がっているようだ。
しかし、しかしだ。ご紹介したプレスリリース以外にも、VAIO C、VAIO F、VAIO Lの2011年春モデル発表(や追加)はあったのだが、待ち焦がれているVAIO Zはなかった…。
ただ、今回発表のVAIO S上位モデルを見ると、かつてのVAIO type SZシリーズを思い起こさずにはいられない。まだ小型・軽量というポジションを与えられていなかった初代VAIO Z(Banias搭載機。PCG-Z1/P。2003年登場)の後継がしばらく出ないと思っていたら、VAIO type Sのポジションに追加されたtype SZ(2006年登場)。確かに小さく軽量という大きな魅力を加えたが、反面、画面解像度などを犠牲にしてしまい、私の場合は画面解像度の低下に大きな不満を覚えたものだった。
そして2011年。VAIO Zの春モデルはまだ見えず、VAIO Sに高機能版が加わり、VAIO SZと名乗っていないだけで事実上、5年前と同じように見える…。果たして、今年1月にInternational CESで紹介されたモックアップは、製品化されるのかされないのか。そんな感じで今回の春モデル第二弾を眺めつつ、今回はここまで。
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