東京電力が発表した計画停電について、今日朝からの実施の初っぱなから見送られたが、これに対する混乱云々の話が出ているようだ。そして、計画停電回避の英断(無謀)?を評価せず、単に発表までの周知期間が短いなど、やむを得ないことに対してさもありなん的な偏マスコミ報道が民放で目立つようである。そこまで節電を訴えるのなら、たくさんある民放内で輪番放送するなどして放送を休んだ方がいいんでない?とも思ったりするが、自分だけは特権だという意識の放送業界(公共の電波を使って通常時どんなものを垂れ流しているか見れば自明)では、逆に少数意見として蹴散らされてしまうだろう。
まあそんなことはともかく、先週金曜日(あるいは土曜日)にせっかく苦労して通勤難民を脱出したというのに、今日もまた通勤難民か…と思われている方々も多いだろう。よもや、これだけJR東日本管内で運休する(大雑把に言えば都区内のみしか運行しない)とは思っていなかっただろうが、計画(輪番)停電の話が出たあたりから、こうなることはある程度予想できたこととも言える。それは大手私鉄(民鉄)も同様であり、郊外路線の少ない東急電鉄や京王電鉄以外は厳しい運行状況だ。
とはいえ、計画停電がキャンセルになったことで状況は今現在(午前7時半頃)も動いている。臨機応変で事態が動く中、本当に迅速な情報提供は求められるものの、完璧に行うことは無理で、そういう状況下にあることを念頭に置いて行動した方がいいとなる。大手マスコミはこれを叩くのではなく、どう公式発表をフォロゥするかに全力をあげていただきたいものだ。てな感じで、とりあえず出勤しようとしつつ、今回はここまで。
一度あることニ度あるとの諺ではないが、終戦直後停電に悩まされたことを思い出しました。一生のうちでこのような経験をニ度するとは夢にも思いませんでした。正に諸行無常ですね。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2011/03/14 21:12