「隣の芝生は…」と思い焦がれて幾星霜。かつてのLisaに始まる系譜を持つApple社のMac(Lisaの前にXerox社PARC由来のものがあることは承知してます、はい)に憧れていながら、そして手を出すかもしれないと思いながらも未だiMacレベルのものすら入手していないMac(Macintosh)。先月25日、Sandy Bridge搭載のMacBook Proの発表と出荷のニュースを見聞して、再び(いや n度というべきか)Macへの羨望が頭を擡げてきた。だが、今回のMacBook Pro各モデルを眺めると、
- SSD搭載モデルがない
- 13インチモデルが今一つ
- 重い
ということで夢(目)は覚めた。無論、以上のことはMacBook Proに求めるものではなく、他のMacBookシリーズに求めるものだということは理解している。しかし、VAIO Zユーザとしては今更パフォーマンスと軽量というどちらも譲れるものではないのだ。
そして、予定通り昨日(2日)、Apple社よりiPadの後継機種iPad 2が発表された。我が国でのリリースはあと三週間ほど先の話となるが、人気の比はNintendo 3DS以上であるだろう。これについても一時期はほしいと感じたことがあったが、MacBook Proよりも気持ち的に盛り上がらず、あっさり私にとっては時期尚早だと判断した。理由は簡単で、過去20年近くにわたりMobile系ガジェットに手を出し続けてきた結果、結局のところPCを超えるものではないじゃんとわかって、浮気をしつつも元の鞘に戻るということを繰り返してきた歴史があるからである。
もちろん、10年20年前のMobile系ガジェットと現在のスマートフォンやiPadなどと比べることはできない。ただ、同じことはPCにも言えており、進化の速度は異なるだろうが、パフォーマンスという視点においては一度たりとも逆転したことがない(当たり前だが)。当然個人差はあるが、私が長年求めているものは、
高解像度で美しいディスプレイ(画面)
が唯一絶対までは言わないまでも、これが欠けていては他(パフォーマンスも含めて)が優れていても厳しいとなる。iPad 2もたかだかXGAクラス。昔話だが、スーパーファミコンなど家庭用テレビゲームの画面の汚さを何とかしたいということで、PC用ディスプレイ(トリニトロンとか高品質の)にアップスキャンコンバータを挟んでみたり、いち早くTFTカラー液晶ディスプレイを搭載したノートPC PC-9801NCを導入したり、DSTNカラー液晶採用のWonderSwanをすぐに見限ったりもした。要するに、美しく高解像度でなければならないのである。
そんな調子なので、今回発表のMacBook Proではないが、近いうちに超高解像度化対応が囁かれているMacOS Xの新版は大いに気になる存在だ。無論、OSだけの対応ではダメでハードウェア側の対応が欠かせないが、ハードとソフトの一体的(密接)対応が可能なApple社なので、OSの準備が進んでいると言うことは…。
結局、iPad2 には Retina Display (326 ppi) は搭載されず、来年(?)の iPad3 待ちのようです。iPad を9ヶ月ほど使ってきましたが、ガジェット(メディア)プレーヤーの域は超えていないと感じていて、きちんと iMac と使い分けも出来ています。無論、Palm や CLIE に比べれば大進歩ではあるのですが ... 。と云いながら、やはり、iPad2 も購入してしまいそうです(笑)。
投稿情報: Josef | 2011/03/03 10:38