現地時間5日(日本時間6日)、Intel社は「Intel Brings ‘Eye Candy’ to Masses with Newest Laptop, PC Chips」というプレスリリースを発し、コードネームSandy Bridgeこと第二世代Core iシリーズのマイクロプロセッサ群を正式発表した。既に概要は、昨年のIDF 2010等で公開されているとおりであるが、先代のNehalem(Westmere)世代と異なり、デスクトップ向けプロセッサに加え、Mobile向けプロセッサ、さらには低電圧版も含めて一気に29品種もの製品を発表した。型番のみ列挙すると、
- Core i7-2920XM
- Core i7-2820QM
- Core i7-2720QM
- Core i7-2635QM
- Core i7-2630QM
- Core i7-2620M
- Core i5-2540M
- Core i5-2520M
- Core i5-2410M
- Core i3-2310M
- Core i7-2649M
- Core i7-2629M
- Core i7-2657M
- Core i7-2617M
- Core i5-2537M
- Core i7-2600K
- Core i7-2600
- Core i5-2500K
- Core i5-2500
- Core i5-2400
- Core i5-2300
- Core i3-2120
- Core i3-2100
- Core i7-2600S
- Core i7-2500S
- Core i5-2500T
- Core i5-2400S
- Core i5-2390T
- Core i3-2100T
というようにCore 2の発表時を彷彿とさせるラインナップの多さである。で、私の注目はやはりMobileプロセッサであって、無論「Core i7-2820QM」に注目だ。TDPは45Wと、なかなか高い基準をクリアしないとならないが、これはメモリコントローラ(かつてのNorth Bridge)を含めてのものなので、Westmere世代と大きな違いはない。むしろ、省電力能力の高さから同じ32nmプロセスルールで製造されていても前世代に比べればいいのではないか、と期待している。
とはいえVAIO Zの筐体では、やはりTDP 35WクラスのCore i7-2620M以下となってしまうのだろうか。様々な要望はあるとは思うが、ここは思い切ってTDP 45Wレンジまでアタックしてほしいと思う。Sandy Bridgeいや、第二世代Core iシリーズを利用するならば、最低でも4コア(論理コアではなく物理コア)搭載PCを使いたい。そんなことを正式発表を眺めながら夢想しつつ、今回はここまで。
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