師走に入って忙しいから、とはいいながら、仕事三昧では自分をすり減らす一方でしかない。言い古されているが、日進月歩、秒針分歩の業界に身を置いて仕事をしていると言うことは、常に古いものの上に新しいものを載せていかなければならない。そう、それは知識レベルにおいては、特にスり減らすだけではじり貧になってしまうことを意味する。そこで、
「The C# Programming Language Fourth Edition」を読み始めた。かのAnders Hejlsberg氏が言語設計した .NET言語の一つ、C#を解説した「The C# Programming Language」の4版である(C# 4.0対応)。面白いのは、Microsoft PressからではなくAddison Wesleyからの出版であることだ。
しかし、今更C#。.NETの世界だけにしか通用しない(今のところ)ものではあるが、アカデミックな世界でなくプロの世界で通用する言語(環境)だけあって、いかに美しいか(対称性があるか)などという話だけではなく、実用の世界で揉まれている印象を強く受け、4.0になってそれがさらに洗練(見方を変えれば多様な手法に対応)されている。どのように解決するか、という示唆も垣間見え、直接的な答えを提示するだけでない様々な意見(考え方)を載せていることも好感が持てる。
というわけで、週末にじっくり読み進んでいる本書であった。
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