今日も「タクティクスオウガ 運命の輪」の話。ブリガンテス城の攻略自体はそれほど難しいものではなかった(あえて南門から行っても)。が、しかし。CHAOSルートとなれば、前半での大きな山場であるハボリム救出戦。オリジナルでの難易度の高さは、初めてトライしたときにはどうやってこいつを救い出すことができるのだ!? というものだったが、レベルを低く抑えることで敵のレベルを抑え込みさえすれば何とかなることがわかって以降、一気に難易度は下がった。だが、本作ではどうだったのか。結論から言えば、いかにハボリムが敵に突っ込まないかという点と、いかにハボリムのHPを回復できる体制を整えるかという点を何とかすればいいと気付いたことで、事前準備さえしっかり整えれば問題なく対応できた(ただし、試行錯誤のため、一度リセットしている)。
だが、ハボリムを救出した後、これまで手を付けてこなかった問題が噴出した。それは、これまで一度もクラスチェンジを行わなかったツケである。ハボリム救出時点で、主人公デニムのレベルはウォリアーの15。他の職種もレベル15なので、ソードマスターであるハボリムは救出戦での経験値を得てもレベル4に過ぎず、その差が11にも及んでしまったのだ。タクティクスオウガにおいて、このレベル差は致命傷である(オリジナルほどではなさそうな気もするが…)。
本作はキャラクターに経験値が入るのではなく、職種(クラス)に経験値が入るようなものであって、ソードマスターのレベルの低さはハボリムをレベルの高い職種にクラスチェンジすれば回避可能である。だが、それを行ってしまうと新たな職種を開拓することができなくなるので、今後、戦いをうまく運んでいけるのかという不安がつきまとう。運命の輪システムを使って過去に遡ることができる本作だが、敵の強さはバトルに参加するキャラクターのレベルに合わせられてしまうので、根本的な問題解決にもならない。試していないが、解決策はレベルの低い職種のキャラクターだけバトルに参戦させ、敵のレベルを下げつつ、こつこつ慎ましい戦闘に勝利してクラスレベルをあげていく方法もあるが、地味すぎる。そうなると、あえて戦力外となってしまうのを承知でレベルの低い職種キャラを参戦させていく(こうすればレベル差から多くの経験値を得ることができる→先のハボリム救出戦では、わずか1戦でソードマスターがレベル1からレベル4にアップ)。これしかないンだろうかッ! って感じか。
やはり、計画的な育成が必要だったか…。と嘆くのは後の祭り。とりあえず行けるところまで行って、立て直すことができない窮地に陥ったときにでも考えるとしようか。ともやもやしつつ、今回はここまで。
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