振り返りその2。行程順とは関係なく、私なりに面白いと感じたものを取り上げていく。
まずは、竜馬通り商店街(龍馬ではない。なお、この名称になる前は南納屋町商店会)で見つけた自動販売機の「龍馬の水ぜよ」。伏見は水の旨いところであるのでたぶんそれなりの水なのだろうが、どうもこういうネーミングをされてしまうと逆効果のような気がしないでもない…。あいにく購入していないのでコメントのしようがないのは間違いないが、先入観で引けてしまうのだよなぁ。で、龍馬つながりで──
龍馬伝がブームだと感ずるのは、本当に色んな所に、関係のなさそうなものまで非公式(勝手)に使われている(と思われる)からである。これが京都の街で見つけたその一つ、「賃貸に黒船到来ぜよ」ということで、家賃半額・仲介手数料無料キャンペーンに龍馬さんが登場しているのだ(笑)。別に坂本龍馬でなくてもいいのだろうが、というよりは流行に乗った人であれば誰でもいいのだろう。まぁ、坂本龍馬は流行廃りではないのだが、ポスターの宣伝効果を狙った人はそう考えていると思うのだ。
流行廃りといえば、四条河原町にあった阪急百貨店京都店。戦いに敗れ既に撤退しているが(建物が賃貸だからというのが大きいか?)、まだ建物の外観はそのままで端から見る限りは閉店したようには見えない。だが、もう私には墓標にしか見えて来ないのである。
一方、阪急百貨店の本丸というべき梅田本店は、現在第一期棟のみが営業中で、第二期棟は建設工事中。なので、いたるところにこのように臨時案内パネルが設置されている。これが面白いのは、見えるのは全部左矢印ばかりで右矢印がないのだ。ちなみに右側は行き止まりなどではなく、大阪駅方面に行くことができる。あえて意図的に載せていないのか、載せる必要がないとしたのかはわからない。そんなことよりも「阪急うめだ本店 営業しております」ということを最も訴えたいはずなので、他鉄道会社のことはどうでもいいということか(阪神電車は身内だし、大阪市営地下鉄は相互乗り入れ仲間)。
といったところで、今回はここまで。
阪急百貨店河原町店
東京で言えば銀座4丁目尾張町交差点と言う地の利を生かせなかったと言うことは、消費パターンの変化が如何に大きかったかを示しているようです。賀茂川と世の流れには逆らえなかったと言うことですか?
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2010/09/14 08:59
木造院電車両マニア様、コメントありがとうございます。
以前の阪急百貨店京都店撤退のニュースによれば、店舗規模がライバル高島屋京都店(道路を挟んで向かいにある)より大きく劣ることが敗因であるとか。確かにそのとおりであり、地の利だけでは厳しいと言うことなんでしょう(多様化も進んでますし)。
東京銀座においても、先日、三越銀座店は売り場面積を従来の1.5倍程度に拡張し、ボリュームを確保する方向に向かっているのは確かでしょう。ですが、このような拡大競争は、かつてのそごう等を見るまでもなく、斃れたらそれでTHE ENDかと思いますね。
投稿情報: XWIN II | 2010/09/14 16:05
阪急百貨店河原町
コメント有り難う御座います。お説の通り銀座三越の向かい側の和光も債務超過に陥っており、創業者の子孫の方が銀行からの圧力で詰め腹を切らされた聞いています。なかなか不況から脱出できないようですね。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2010/09/14 19:06