前回に引き続き、今回も「一枚の写真」。そしてこれも前回に引き続き、「大崎町郷土教育資料」(昭和7年刊)より。能書きはともかく、まずは写真をご覧いただこう。
目黒川を渡る池上電気鉄道線と大崎橋。左側に五反田駅が見える。当時は、地表面から東洋一の高さを誇る五反田駅というが、この写真を見ると「なるほどなぁ」と唸らされる。そして、今でも強風時には大崎広小路止まりとなってしまうのも、この高さのせい。一両編成の電車でも、横からの強風にあおられると簡単に下に落ちそうに見えるのがこわい。
といたっところで、今回はここまで。
東洋一の高さのおかげで山手線への階段は年寄りにとって頭痛の種です。都営地下鉄へは戸越銀座で乗り換えております。現在バリアーフリーの工事中ですが完成が待たれます。現在はキャットウオークが取り付けられ風速計が備えられていますが、年寄りのせいか冬季はホームの北風がこたえます。小学生の頃は母と一緒に白木屋の食堂が楽しみでした。戦争前の楽しい一時でした。貴重な写真有り難うございます。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2009/12/23 00:13
おはようございます♪
この写真は、品川区のホームページにも載ってはいるものの、ちいさーい写真で。これだけ大きく、しかもクッキリ写っているのは、大変嬉しいものです。
上記の電車のころ、ドアの閉まりが悪くて、それこそ「すきま風」がすごかったし、よくドアに物が挟まれて、車掌さんが謝っていた、という話を父が先日、しておりました。(これだけ高いところにあるのですから、風も半端じゃなかったでしょう)
投稿情報: りっこ | 2009/12/23 09:13
木造院電車両マニア様、りっこ様、コメントありがとうございます。
五反田駅での池上線から都営浅草線の乗り換えはおっしゃるように厳しいですね。地上4階から地下3階みたいなイメージで、原則階段を使わなければならないですから(旧白木屋エレベータを使えば若干違いますが、そこからも歩きますからね)。そして、今も風当たりが厳しいのは変わらないのは、目黒川があるからでしょうか。
そしてすきま風、が入り込むのもやはり風が強いからにほかならないからで。
池上線、最大の弱点は建設後80年近くを経ても変わりはないと、お話しをうかがうことで実感します。
投稿情報: XWIN II | 2009/12/24 07:37