VAIO type Zのようなグラフィックス切り替え機構は、Microsoft社からWindows 7では推奨しないといわれているいわくつきのものである。そのためか、クリーンインストール(新規インストール)で適用できないのはもちろん、下手にディスプレイドライバのアップデートを行おうものなら、まともな起動すらままならなくなってしまう。
よって、SONY推奨の方法が出てこない限りは、なかなかアップデートしにくいわけだが、幸いにしてうちのVAIO type Z(VGN-Z90US)のWindows 7アップグレード行為は成功し、一部怪しい動作は認められるものの、致命的な事態に陥っていないのは、以前に記したとおりである。
なぜ、グラフィックス切り替え機構がWindows 7では問題になるのか(正確に言えば、Vistaでもそうなのだが)。以下の画面でわかる方には説明十分だろう。
これは、SPEED側にスイッチが入っている状態、つまりチップセット内蔵のグラフィックスはDisabled状態にされ、NVIDIAのGPUが有効になっている状態である。ディスプレイは設定上、2つあるように見えるが、1に切り替えても何も起らない。そして、
これがSTAMINA側にスイッチが入っている状態、つまりチップセットのグラフィックスが有効にされ、NVIDIAのGPUはDisabledとなっている状態である。ご覧のとおり、ディスプレイは1つしかない。
と、時間がなくなったのでこの辺で。
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