Google マップは公私とも大変お世話になっているサーヴィスだが、外国地名がいきなりカタカナ表記になっているのに驚いた。
Google Japan Blog内の記事「世界の地名を日本語で」や、インプレスさんのINTERNET Watch内の記事「Google マップで世界地図日本語版、数千万の地名をカタカナ化」で確認したところ、一種のローカライズサーヴィスの一環だとわかったが、現地に行く際の参考などにはかえって逆効果で役立たなくなったといえる(言うまでもないが、外国に行けばカタカナ表記など、まったくないとまでは言わないがほとんどない。読めなくても字形で判断できた方がいいのだ)。
また、カタカナを溺愛しているのならともかく、例えばパリの地図を見るのに、カタカナ表記よりもアルファベット(フランス語)表記の方がいいと思うのだが、多くは併記されている(なので字が多く見にくい)ものの、道路名などはカタカナのみのものも散見される。困ったことに、通常のメニュー内には表示言語選択ができず、何でもかんでもカタカナ表記にされてしまうのは勘弁してほしい。
とはいえ、Google マップのURL表記の「http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&utm_source=ja-hp」とあるのを「http://maps.google.co.jp/maps?hl=fr&utm_source=fr-hp」とjaをfrと変えてやれば、アルファベット(フランス語)表記になるので、本質的な問題ではない。確かに利用者にとっては、母国語で表示した方がいいというのはわかる。しかし、せっかく世界を知ろうというのであれば、母国語(カタカナ)だけでは今いちのように思う。せめて、母国語と現地の言語と選択できるようになってくれればありがたいが…。
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