ウィルコムはプレスリリース「「WILLCOM CORE XGP」のエリア限定サービス開始について」を発し、次世代PHSと言われる「WILLCOM CORE XGP」を段階を踏んで開始すると発表した。久々のウィルコム関連の明るいニュースであり、ようやく感は強いが、一方でいよいよ満を持して登場するかという期待も高い。
多くの、というよりほとんどのユーザ(だった人含む)が感じているのが、PHSの絶対的な速度の遅さである。10年ほど前、Air Edge(AirH'')が登場した頃は、32kbpsあるいは64kbpsという速度は、遅いどころか公衆回線並の速度を誇っていた。当時はADSL等、ほんとに使えるのか?といった時代で、隔世の感はあるが、今では64kあるいは128kは速いどころか、あまりに遅すぎると言っても過言ではない(自宅及び社で使っているのは100Mクラスで、1000倍ほどの開きがある。徒歩と超音速戦闘機以上に差があるのだ)。ブロードバンドの普及も相まって、今や当たり前のコンテンツをブラウズすることさえ厳しいPHSだが、それでも契約を解除していないのは、データ通信は諦めたが音声通話がいわゆる携帯電話と比べて、通話品質がいいからという消極的な理由でしかない。アドエスも機種変するだけの価値がないから、そのまま使っているだけで、いいものがあればさっさと乗換えていただろう。
まずは、エリア限定の法人サーヴィス。個人ユーザはまだ半年程度先になるが、一応、我が社はエリア内に入っているし、共同パートナーかと思うので(明日確認してみよう)、もしかしたらお試し可能かもしれない。と思ったら、PC Cardタイプしか端末がないとわかってがっかり。社で私が使っているPCには、PC Cardスロットがないのだ。何とかして手に入れる方法は…と、これも出社したら考えよう(苦笑)。
何にしてもすぐさま一般ユーザが「WILLCOM CORE XGP」を使えるわけではない。エリアの拡大もそれなりに時間はかかるだろうから、来年あるいは再来年になっても使えるかどうかは微妙だろう。端末も最低でもUSB接続タイプやPC Express Cardタイプが必要だし、乗り越える課題も多いだろう。そうこうしているうちにMobile WiMAX等に席巻されていないことを祈っておこう。
IO-DATAのUSB2-PCADPJがいいんじゃないでしょうか。
以前ExpressCardスロットしかないPCを使ってたときに、これの前機種を持ってました。
PHSの通信カードを挿して使うのに便利でした。
いまはPCカードスロットのある中古のパナソニックのPCをもっているので、使用しなくなりましたが。
投稿情報: Nikapyon | 2009/04/23 02:06
Nikapyon 様、コメントありがとうございます。
PCをMobile用途として使わないのであれば、USB2-PCADPJのようなネズミをぶら下げても気にならない…。早速、出社したら探してみよう(笑)。それ以前に、我が社が利用できるかどうかの確認が先ですが。
投稿情報: XWIN II | 2009/04/23 06:51