今日は未明から、米国オバマ大統領がらみの中継やらニュースやらで溢れかえっている。こういう日に何か事件が起きてもあんまり報道されることはないんだろうと思いつつ、エルピーダメモリの経営統合可能性についての報道は行われていたりはしている。
しかし、米国大統領就任式でこれだけの騒ぎになっているのに比べ、我が国の内閣総理大臣は選定方法が大きく異なるとはいえ、事実上、多くの国民不在で安倍、福田、麻生と三代続いており、5年も前の衆議院議員選挙の結果に胡座をかいているようでは…。
仕方がないことかもしれないのだが、我が国の国民は高齢化が進み、都市寄り中心…いや年寄り中心の政策がまかり通っている。一応子育て世代に云々というものもあるにはあるが、頭数を考えれば焼け石に水というか、見かけ上のごまかしに過ぎない。言い過ぎとは思うが、振り込め詐欺に簡単に騙されるような方々が、選挙で騙されないはずがない。そういった人たちが多くを占め、後代のことをほとんど考えないその場しのぎの政策を支持し、それに右往左往する政党、議員の資格に汲々とする人々。
多数が正義の民主主義とはいえ、団塊の世代がいよいよ足を踏み入れる高齢化社会をこのままにしておいていいものだろうか。すべてを一律に、といえば反発はあり(物理年齢で健康等に大きな違いが出るのは高齢であればあるほど顕著)、かといって一定の線引きはそれでそれで線引き根拠に対して百家争鳴状態となるのは必至。国民のための、という国民とは何か。多数が正義なのか。朝からオバマばかりで、こんなことを考えてしまったとさ。
いつも楽しみに読ませていただいております。
コンピュータの話も好きですが、政治の話も共感が持て、
このブログはとても好きです。
今日は酒の力もあってか、勢い余ってコメントしてしまいました。
このブログの前、、ホームページ時代から、更新をお休みだった時期も含めると、
かれこれ8年ぐらい拝見しているでしょうか。。
これからも負担にならない程度での更新を続けてくださいませ。
応援しております。
投稿情報: ゆう | 2009/01/21 23:43
ゆう様、コメントありがとうございます。そして、このような徒然文に長い間お付き合いいただき、感謝申し上げます。
政治の話、と大上段に構えなくても日常の話はみんな政治の話に通じてますよね。
最近、家人が言ったことで面白いなと思ったのは、「あれほど保守の権化だと思っていた国民新党の面々(筆者注:たぶん綿貫さんのことだと思う)が、今は一番まともなことを言っているように聞こえる。それに比べて大きな政党の面々は、あまりに生活のことを考えていない(筆者注:たぶんどちらか一方に偏りすぎと言いたいのだろう)し、二重審議なんて二院制の根幹を揺るがすような話が出るようでは、みんな議員やめれば」と言っていたこと。まぁ、組織に属していれば、なかなか言いたいことも言えないし、とは思いつつ、そればかりを重視して何をやってはいけないのかといった良心が麻痺しているのだとしたら、大正デモクラシーで形となった戦前の議院内閣制が脆くも自壊してしまったのと同じ繰り返しのような…。
PCやOSの歴史も、本質は同じことの繰り返しということばかりなので、人の性とはそういうものかもしれませんが、最近の国会があまりに体たらくなのは、郵政選挙の結果、ド素人議員を多く生み出したことと、内閣による国会統制が行き過ぎ(刺客が送られたとか何とかは政党内の問題ではなく内閣と国会の関係だと考える)、三権分立の一極が崩壊しつつあることが関係しているように思います。
といいつつも、気楽な駄文も交えてのんびりと展開していきますので、よろしくお願いいたします。
投稿情報: XWIN II | 2009/01/22 11:49
国会も、期間があるからしょうがないんでしょうけど、もうちょっと相手の意見を聞いて
検討した上で話合いをして欲しいです。
が、結局政党事の利権というか支持団体の影響で、まともに討論されてないと思えるのが
どうにかならないんですかね、やっぱり。
とろこで、綿貫さんの話が出ましたが、最近の自民vs民主の人気取りのやり取りを見てると
私もそう思いました。
政策が良いか悪いか別として、自民や民主のように人気取りだけで動いてる感じではなく、
政治をしているって感じはすると思ってます。
投稿情報: 有夏 | 2009/01/23 22:57
有夏様、コメントありがとうございます。
うちの取締役会とかもそうですが、恥ずかしながら慈善…いや事前根回しで話のほとんどは決着が図られていて、儀式化しております。国会も同様、あるいはそれ以上でしょう。ただ、若い頃は儀式化したものなんか意味がないと思っていましたが、今ではそうではなく、儀式の場に上げることによって全体のコンセンサスを得る場の認証だと思っています。無論、自分自身が肩書きが上がっていく過程で見えてきたものではありますが。
で、根回しを回す回天力は、やっぱり利権というか何というか、あなたにこういうメリットがありますよ、という説明です。たとえ嘘であっても大げさな言い方でも構わないのですが、相手がメリットだと思ってもらう必要があります。嘘の場合は、あとで嘘だとわかると問題ではないかと思われがちですが、実はそんなことはなく、様々なところと協議している間にこうならざるを得なかったという説明、及び次回こそはしっかり実現するという言質を与えておく必要があります。しかし、次回そこに根回しする必要があるかは何とも言えないので、当面しのげればそれで問題ありません。その時には、担当等が変わっているかもしれないのですから(苦笑)。
こういう世界だとわかっている人たちだけであれば、国会の滑稽な議論もあまり気になりません。あれば儀式の場であって、議論の場ではないのだから。とはいえ、一般国民はそんなことは知りません、というかワイドショウ的なモノの見方をする方が多いです。これは郵政選挙の結果から明らかです(自分はそうでないと言っても国民というその仲間になっているのが悲しいですが)。なので、選挙運動も何か連呼するだけでほとんど終わり。あとは有名人引き連れくらいか。なので人気取りというのも仕方がないってなりますね。
考えてみれば、古代中国においては儀式と政治は一体的なモノだったので、それを思えば我が国も東洋的伝統に立てば、これはこれでいいのかもしれない(再苦笑)。
投稿情報: XWIN II | 2009/01/24 07:17