我が世の春を謳歌するNintendo DS。PlayStation Portableが好調とはいえ、その差は大きく、電車等に乗っていてもいたるところで見ることができる。だが、リリースされているソフトウェア(もうゲームとは呼べないものも多い)を眺めてみると、どう見ても…。とまぁ、実例を見てみよう。今週7月31日、Nintendo DS向けにリリースされるのは、実に19本に及ぶ。
- 「ウィンディ×ウィンダム」(サクセス)
- 「こんにちは赤ちゃん」(インターチャネル・ホロン)
- 「神霊狩/GHOST HOUND DS」(5pb.)
- 「スティールプリンセス ─盗賊皇女─」(マーベラスエンターテイメント)
- 「DSで読むシリーズ 手塚治虫 火の鳥 (1)」(コンパイルハート)
- 「DSで読むシリーズ 手塚治虫 火の鳥 (2)」(コンパイルハート)
- 「DSで読むシリーズ 手塚治虫 火の鳥 (3)」(コンパイルハート)
- 「ドカポンジャーニー! ~なかよくケンカしてっ♪~」(スティング)
- 「どきどき魔女神判2」(SNKプレイモア)
- 「信長の野望DS2」(コーエー)
- 「バンダさん日記」(バンダイナムコゲームス)
- 「ぷるるんっ!しずくちゃん あはっ☆ DSドリル国語」(マーベラスエンターテイメント)
- 「ぷるるんっ!しずくちゃん あはっ☆ DSドリル算数」(マーベラスエンターテイメント)
- 「まめゴマ2 ~うちのコがイチバン!~」(クリエイティヴ・コア)
- 「めざせ!甲子園」(タスケ)
- 「メジャーDS ドリームベースボール」(タカラトミー)
- 「もえスタ ~萌える東大英語塾~」(未来少年)
- 「リズム天国ゴールド」(任天堂)
- 「レミュオールの錬金術師」(毎日コミュニケーションズ)
50音順に並べてみたが、う~ん…。タイトル名とメーカ名だけで早計は禁物だが、安易に作られているものが多いように感ずる。中にはそうでもないものもあるだろうが、二番煎じや移植もの、あるいはべたコピー系…。普及台数の0.1パーセントでも買ってもらえればヒット商品になるだろう的な、安易な企画もありそうだ。
いちいち調べていないが、こういったものはどれほど売れているのだろうか。前にも書いたことがあるが、レベルの低いソフトウェアの乱発はスーパーファミコン末期の状況に似ているように感ずる。ライトユーザの多いNintendo DSは、愛想を尽かされればそれで終わりである。任天堂は、スーパーファミコンの反省を踏まえて、Nintendo 64では粗悪なソフトウェアを市場から排除しようとしたことで、PlayStationに付け入る隙を与え、長く低迷の時代を歩まざるを得なかった。再び、このような状況になってきて、どのような選択肢を採るのか、あるいはこのまま様子見で行くのか。19本もリリースされる状況を眺め、ふとこのようなことを考えてしまった。
ゲームに関する情報源がゲーム雑誌のみだったSFC時代とは違い、
いまでは調べれば、最低ゲームの画面やおおまかな内容はわかるので、
そこまで問題にはならないと思いますよ。
また、自分からゲームについて調べない一般層に関しては、
ゲーム専門店に行くこともなく、
大型スーパーなどで扱われている任天堂タイトルや
TVでCMしているタイトルに流れるので
このような手抜きタイトルに触れることはほとんどありません。
投稿情報: N | 2008/07/30 10:08