あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、この正月休みは、少なくとも三が日の間はネット接続も何もすまい、と決めていたため、今年初めてのInternet接続となった。ちなみに携帯電話もOFFにしており、少なくともネット関係は静かに過ごすことができた。仕事上のこともあるので、本来ならすべてをOFFにするというのはいかがなものか、と言われそうだが、たいてい緊急時は緊急時なりの言い訳ができるものなので気にしない。
で、この三日間は、遠出することもなく静かに静養(重箱表現だな)につとめた。とはいえ、初詣や初売りなど、家人に対する付き合いも行ったりはしたので、まったくのんびりというわけにはいかなかったが…。
そんな中、世間的には箱根駅伝など、スポーツ中継が多いこの時期、私にとってこの季節はやはり高校サッカーになる。今のところは現場観戦でなく、専らテレビ観戦だが、私がプレイしていた時期と比べて明らかにレベルが高い(例年思うことですが)と痛感する。高校サッカーは、ユース大会も充実する中、現時点において最高峰とは言い難いという意見もあるが、やはり自分も目指していた大会なので思い入れも強い。残念に思うのは、関東地方なので準決勝より前は関東関係の高校の試合しかテレビ中継(あるいは録画)されないことだ。
で、昨日までに3回戦が終わり、ベスト8が出揃った。それまでの戦績を含めて並べると以下のようになった。
遠野(岩手県)
3回戦 2-1 近大和歌山(和歌山県)
2回戦 1-0 江の川(島根県)
高川学園(山口県)
3回戦 2-1 埼玉栄(埼玉県)
2回戦 2-1 近大付(大阪府)
1回戦 3-0 岐阜工(岐阜県)
岩手県と山口県、こう言っては何だが、どちらも私が高校サッカー現役時代はどうということはなかったが、岩手県(盛岡商)は昨年全国制覇したし、山口県も多々良学園などの活躍で全国有数のレベルになっているように思う。この両校の対戦は、有名校同士とはいえないが、看板以上に面白い対決になるのではないか、という予感がする。
藤枝東(静岡県)
3回戦 2-1 日大藤沢(神奈川県)
2回戦 4-1 室蘭大谷(北海道)
1回戦 1-1 [PK5-4] 香川西(香川県)
三鷹(東京都B)
3回戦 2-0 宮城工(宮城県)
2回戦 1-0 矢板中央(栃木県)
1回戦 3-1 高知中央(高知県)
私が準々決勝で最も注目しているのは、サッカー王国静岡県代表の藤枝東と、都立高校として傑出した選手はいないものの、まさに高校生「らしい」(自分が高校時代はこういう表現は大嫌いだったのだが、今ではよくわかる)三鷹の対戦。前評判では、藤枝東有利は動かし難いが、逆にそれが三鷹にとって有利な材料となるような気がする。藤枝東が先制点を早い段階でとることができればワンサイド、実力どおりの結果となるだろうが、そう簡単にはいかないだろう。非常に楽しみな一戦である。
流通経大柏(千葉県)
3回戦 2-0 北越(新潟県)
2回戦 2-1 久御山(京都府)
東福岡(福岡県)
3回戦 3-1 佐賀北(佐賀県)
2回戦 1-0 野洲(滋賀県)
1回戦 4-1 松商学園(長野県)
どちらもサッカー強豪県として、長い伝統がある。流通経大柏は聞いたことがない高校だが(失礼)、市立船橋など強豪校が多くある中で抜きんでた力がある。一方、東福岡は数年前は常連校として名高かったが、最近は聞こえていなかった。しかし、福岡県を勝ち抜いてきた実力は伊達ではないだろう。強豪同士の対戦は、やはり楽しみである。
津工(三重県)
3回戦 2-1 那覇(沖縄県)
2回戦 3-1 富山第一(富山県)
広島皆実(広島県)
3回戦 0-0 [PK3-0] 作陽(岡山県)
2回戦 2-0 帝京(東京都A)
1回戦 3-0 尚志(福島県)
こちらもサッカー強豪県同士の対戦。三重県は工業高校が強いのか、イメージ的には四日市中央工が被る。広島県は最近ベスト4に入ったことはないが、広島県の実力が低いわけではない。とはいえ、準々決勝4試合の中では一番地味な感じはする(苦笑)。
というわけで、楽しみな高校サッカー。今日は試合が休みなので、明日が楽しみである。市原臨海競技場では、藤枝東 対 三鷹、流通経大柏 対 東福岡の2試合が組まれているので、気候さえよければ観戦に行きたいものである。家人には断られそうだが…。
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