なぜか、今日は高級なお茶(玉露)をいただく機会に恵まれた。その名は、京都寺町二条にある一保堂茶舗さんの「極上 天下一」という50gで5,250円もするお茶(玉露)である。
高級なだけあって、素人の私がお茶を淹れることはできず(苦笑)、そういうのに手慣れたおばさまに淹れていただいた。お湯の温度は何度(聞きそびれ)で、湯呑は事前に暖めておくなど、色々と細かいルールに則った処理を行った後、いよいよのむこととなった。
で、一口のんでみてびっくり。何と、高級な青海苔の食べているような、というか青海苔をお湯で溶かしたような味がする。いわゆるお茶の味だと思っていただいたものが、実際は青海苔のような味がするというのも妙な感覚で、高級な玉露は皆、こんな味なのか…?と悩みながらのんでいた。
すると、その顔を訝しく思ったのか、淹れていただいたおばさまに「どうかしたの?」と尋ねられた。さすがに「この玉露、青海苔のような味がしますね」と言うわけにもいかず、「いや、あまりのおいしさに言葉を失っていました…」とお茶をいただきながらお茶を濁すような間抜けなコメントを発してしまった。
私の味覚が変なのか、そもそもこういうものなのか、あるいは玉露と称して実は青海苔を淹れられたのか(苦笑)。のみ慣れないものをいただくと、余計な心配の種が増えるのだな、と思ってしまった。
書き込むのはお久しぶりです。
前は白のボジョレーヌーボ?以来の書き込みですが。
青海苔のような味というのは結構いい味覚かもしれませんね。
朝比奈玉露より
http://hojotea.com/item/g04.htm
また、玉露に特有の青海苔様の香りの主成分は、ジメチルスルフィドという物質ですが、このジメチルスルフィドの前駆物質であるメチルメチオニンスルフォニウムも遮光することで茶葉に蓄積します。そして、その後の玉露の製造工程で加わる熱によって、分解し、ジメチルスルフィドを生成します。
以上引用
青海苔のあれこれ
http://www.yasumoto.ne.jp/column/005.html
(青海苔の)あの香りは、「ジメチルスルフィド」と呼ばれるもの。褐藻(コンブなど)や、紅藻(アサクサノリなど)と比べ、青海苔の中にはジメチルスルフィドが数十倍含まれており、あの香気を醸し出しているのです。(このジメチルスルフィド、実はお茶の香りの成分の一つでもあります)
投稿情報: たかし | 2007/08/09 05:42
たかしさん、コメントありがとうございます。
なるほど、私の味覚は正しかったのですね!というか、今思い出しても青海苔のような味しかしなかったので、やはりそういうものなのか、と今更ながら実感できました。
しかし、もう一度トライしてみたいと思っても、どうにもならないのが辛いところ(苦笑)。
投稿情報: XWIN II | 2007/08/10 19:10