むかぁしは、日傘を差すといえば、おばさんあるいはおばあさん系に多かったが、今では若い女性も多く見られるようになっている。日焼けをしたくないからだという話だが、雨と光とは回折現象に代表されるように、雨をよけるのと日(光)をよけるのとは訳が違う。
まぁ、気分の問題だというのなら、大して効果がなくてもいいのだろう。ファッションのつもりならなおさらだ。しかし、屋根のあるところでも日傘を閉じない輩については、いかがなものかと感じてしまう。
この暑い日には、皆、日陰を求めるものである。なので、歩道を歩いていても日陰のあるところ、つまり屋根のあるところに人が集まるようになる。そうして人と人との距離が狭まれば、日傘は周りの邪魔になる。日傘を差しているのなら、日陰でなく日なたを歩けと言いたいところだが、そういう様子は見られない。かといって、日傘を閉じる気もなさそうで、周りを歩いている人が迷惑そうにしていても、一向にお構いなしという姿勢に感じられる。
いっちゃぁなんだが、ファッションのつもりならこんなことはやめにしてもらいたい。迷惑行為への視線が、皆にきれいだと思われている視線だと勘違いしているなら、滑稽を通り越して哀れですらある。歩きたばこと同じくらいの迷惑さである、人混みでの日傘差し。たれかものをゆうとくれ。
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