前回の続き、いよいよアップグレード。Windows Vistaの32-bit用DVD-ROMを挿入し、ついにアップグレードの幕が上がった。
いきなり、この画面からこんにちは。「互換性をオンラインで確認する」か、「今すぐインストール」か、究極の選択である。せっかちな人や準備万端な人でない限り、「今すぐインストール」を選び、そうでない人は「互換性をオンラインで確認する」のがいいのでは、と思うかもしれない。だが、これを行っても、実はそれほど大した情報が得られるものではない。要は、マイクロソフトや各メーカのWebページなどを参照するだけの話でしかなく、完全に行えるかどうかという情報までたどり着けないことも多いので、「男は黙ってサッポロビール」(超古)のように、「黙って今すぐインストール」が正しい姿勢だといえるだろう。人生、何事もすべてがうまくいくわけではないのだから。
「今すぐインストール」を選択すると、いよいよアップグレードの始まりである…と思いきや、またしても質問である。
今度は、「インストールの重要な更新プログラムの取得」を行うか否かを選択しなければならない。推奨は、無論、更新プログラムを受け取るという形なのだが、私はあえて「最新のインストール更新プログラムを取得しない」とした。理由は、更新プログラムを信用していない、からである。どこにどのタイミングで不具合が発生するかもわからない段階で、更新プログラムを得てしまうと、問題の切り分け作業に困難をきたすというのが理由だが、その大前提として、アップグレード完了後にすぐさまWindows Updateを行うということを自らの条件として決めている。セキュリティ上、問題のある状態でいるのはまずいので、推奨は更新プログラムを受け取るという形で異議はない。ただ、私はアップグレード後の最初のネット接続をWindows Updateとすることで、結果的に同じ効果を目指し、かつ、問題が更新プログラムで発生した場合の原因特定にも役立てようという狙いである。
というわけで、「最新のインストール更新プログラムを取得しない」を選択しようかと思ったが、せっかくなので失敗覚悟で推奨設定でやってみることにした。
「インストールの重要な更新プログラムの取得」には、それなりの時間がかかる。自宅はいわゆるブロードバンド接続なので、まったく時間のロスはないに等しいが、これをAirEdge等で行うととんでもない目に遭うのは必至なので、こういう場合も「最新のインストール更新プログラムを取得しない」を選択するとなるだろう。
これらの作業が終わると、「ライセンス認証のためのプロダクト キーの入力」となる。記載場所は、パッケージをスライドさせた部分の裏側に記載されている。ここで入力せずともアップグレードは継続されるが、私はこのタイミングで入力した。そして、「次へ」ボタンを押すと、
と、長くなってきたので、次回に続きます。
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