フルHD液晶テレビ「LC-32GS10」を導入して、およそ二週間ほど過ぎ去った。その結果は、おそろしいことに【この美しさ・解像度の高さが私の標準】となってしまったことである。
個人差はあるだろうが、擬似ハイビジョン(フルHDでないもの)との違いは明白で、要はどちらの画面に目が慣れているだけか、という問題である。擬似ハイビジョンを常時鑑賞している人がフルHDハイビジョンの画面も見ても、大して違わないと言うかもしれないが、その反対にフルHDハイビジョンを常時鑑賞している人が擬似ハイビジョンの画面を見たら、その解像度の低さに嫌気がさすのは間違いない。それは、PCのディスプレイ環境における低解像度と高解像度の違いがわかっていれば、今さらの話ではあるのだが…。
そんなわけで、ブラウン管テレビならともかく、液晶テレビやプラズマテレビといったピクセルレベルで鑑賞力を訴えるものは、もはやフルHDでないと汚く見えてしまうという状態となってしまった。もちろん、元の映像ソースが低解像度のものであれば問題はないが、1080pクラスのものを鑑賞するにあたっては、そういうところばかりが気になってしまう。嫌な副作用を伴う、フルHD液晶テレビ導入だったかもしれない(苦笑)。
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