携帯電話の番号持ち運び制度が始まって、今日で一週間。ソフトバンクモバイルが説明責任を放棄したとしか思えない「0円連呼」。しかし、私はウィルコムなので、そういった喧騒とは無縁。ソフトバンクモバイルの料金体系など理解する気もないが、きっと「0円連呼」に釣られる若人は多いだろう(基本的に貧乏だから。金銭だけでなく心も)。そして、ローン地獄のような辛さを味わうことになる。うまい話はそうあるわけではないというのが、若人には実感としてないのだろう。逆に、振り込め詐欺のようなものには、なかなか若人は引っかからないがお年寄りはひっかかることが多い。そういうものかもしれない。
しかし、かっこつけてMNP (Mobile Number Portability) というのは、ちょっと勘弁してほしいなと昔からのPCユーザは思ってしまう。特にパソコン通信世代にとって、MNPといえばMicrocom Networking Protocol、中でもMNP5がデータ圧縮プロトコルというものだ。いいじゃないか、番号持ち運び制度あるいはナンバーポータビリティで。
それにしても、ソフトバンクはいつものことながらえげつない。ブロードバンドネットワーク系の参入にしてもそうだったし、プロ野球の参入にしてもおいしいところを持っていった。楽天やライブドアなど足元にも及ばない、役者振りである。
だが、今度の戦場は、NTT軍団とKDDI軍団が相手となる。公共性を強く持つ市場への参入で、どこまで傍若無人ぶりがまかり通るか、遠くから見守っていよう。ウィルコムだからね。
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