新しいiPad(New iPad, iPad 3, iPad 3rd, etc.)を使い始めておおよそ1か月が経過した。タブレット体験は、AndriodベースのOPTIMUS PAD L-06Cに次ぐ2台目ということになるが、やはり超高精細液晶パネルの魅力は突き抜けており、写真やグラフィックスを見るには文句なしという状況が今以て続いている。
で、いきなりの結論だが、買ってよかったかと言えば「必需品とは言いがたい部分もあるが、買って大正解だった」となる。iOSとAndriodの差異はユーザインタフェース部分であり(似通っているが)、OSの基本部分は同じと言ってもいいほどなのでそのあたりははっきりいってどうでもいいが、新しいiPadにあってOPTIMUS PAD L-06Cにないものは超高精細液晶パネルであり、これに食指を動かされて購入した訳で、これがすべてとなるのである。
OPTIMUS PAD L-06Cは、まずは食わず嫌いはよくないということや流行に乗ってみておこうという比較的安易な発想(あえていえばTegra 2の実力を見てみたいというのはあったが)だったので、しばらく使っているうちにAngry Birdsマシンと成り果てた(今もそう)。だが、新しいiPadは自ら超高精細液晶パネルを搭載したタブレットマシンを味わってみたいという欲求が働いていたので、まだ1か月ではあるが毎日使い続けている(とはいえ、専ら地図や空中写真鑑賞)。
ただ、以前からApple縛りを嫌う私なので、Apple StoreやiTunesは本当に使わざるを得ないシーン以外には使用していない。もったいないという向きもあるかもしれないが、本当にiPadが便利だと思っている人は経験が乏しいか、激しい思い込みをもたれているか、さもなくばiPadレベルでの使い方で満足しているかであると考える。一例を挙げれば、ちょっとしたPDFを開くには支障はないが、やや重めのものとなればひっかかりまくるか、いきなりアプリ(iBooks)ごと落ちる等々。リソースが限られている中、そこそこ頑張っているがPCには遠く及ぶものではない(そもそも比較する対象にすらならないものを比較するのはどうかとなるが、所詮新しいiPadといえどそんなものである)。もちろん、これはOPTIMUS PAD L-06Cも似たようなもので、こちらは超高精細液晶パネルすら持っていないので、無料でAngry Birdsシリーズがプレイできるというメリットのみで生かされている(苦笑)。もし、このメリットがなければ間違いなくお蔵入りとなっていただろう。
以上のことから、新しいiPadは購入しようというベクトルに向けた使い方であれば、今後も新しいiPadを使い続けていくことだろう。だが、そのメリットが失われれば、それ以外の部分においては「仕方なく使っている」ので、すぐさまお蔵入りとなるだろう。電子書籍のさらなる普及が進めば、使い道はまだまだあるが、紙のメリットを超えるだけのものといえるかとなるとなかなか断言しにくい。理由は、いわゆるツルツル液晶パネルであるため、長時間の読書にまったく向いていないためである。読むという行為において、まだまだ紙を超えるというのは難しいと思うのだ(約30年以上、様々なディスプレイに向かってきた感覚で)。
といったところで、今回はここまで。
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