あれこれ熟考していたメインMobile PCであるVAIO Z21の後継については、SONYから「red edition」という予想外のプレミアムモデルが投入されたことで一気にこれに傾き、選択肢はVAIO Duo 13、VAIO Pro 13の二択(Pro 11は小さいのはいいんだけどSSDが…。そしてFitは第三世代Coreなので論外)だったが、GT3(Intel HD Graphics 5000)搭載ということ、Windows 8時代においてタブレットモードは欠かせないだろうということ、そして可変モビルアーマー(スーツ)好きであるという自分自身の嗜好も相俟って、VAIO Duo 13 | red editionを選択した。そうなれば、早速ソニーストアに発注だろうとなって、先日慌てて手続きを行ったところ、29日土曜日発送予定とステータスが明らかとなったので、配送業者に事前連絡して届け先を会社から自宅へと変更。無事に届いたという次第だ。
いつものことながら開封は楽しみ。実際には何度も出し入れすることはないので、パッケージに懲りすぎるのはいかがなものかという意見もわかるが、まぁそういうものである。輸送用段ボール箱を開けると、出てくるのは黒い化粧箱。シンプルにシルバーで「SONY」のロゴ。これを開ければ、VAIO Duo 13 | red editionがお出ましになる。
実際はビニール袋に入っているので、ふたを途中まで開けた状態ではないが、こんな感じでディスプレイ面が見えるので真っ黒である。赤を期待したが黒、ということでほんの一瞬あれ?と思わなくはないが、わずかながら赤がさしているのが見える。タブレット形態からクラムシェル形態にトランスフォーム。
う~む…。かっこいい。かつて銀パソとも呼ばれたVAIOノートだが、この「red edition」はただの赤ではなく、まさに「赤射蒸着」したようなイメージ(無論、実際は違う)で、宇宙刑事的には銀パソがギャバンであれば、こいつはシャリバンと言っていいだろう(苦笑)。無理矢理感抜群だが、変形もグランドバースみたいなイメージだし(呆笑)。
なお、マニュアルというかチラシの類はこんな感じ。最近はペラ1枚(冊)というのを見慣れているせいか、何種類か入っているのには驚いた。もっとも大した内容などなく、ほとんど読むことはないだろう。
ちなみにVAIO Z21との比較。設置面積はほぼ同等だが、変形機構の関係でキーボードの配置は厳しく、1キーあたり2mmほど縦幅が短くなっている。まぁ、まずは購入したモデルのスペックを簡単に眺めていこう。
- 製品名 …… VAIO Duo 13 | red edition
- プロセッサ …… Intel Core i7-4650U(Dual コア、定格1.70GHz、Turboブースト時最高3.30GHz)
- グラフィックス …… 内蔵(Intel HD Graphics 5000、エンジン数40、0.20~1.10GHz)
- メインメモリ …… 8GB(LPDDR3-1600, Dual Channel)
- ストレージ …… SSD 512GB(Serial ATA 6Gb/s)
- ディスプレイ …… 1920 x 1080(13.3インチ トリルミナスディスプレイ for Mobile,タッチパネル)
- バッテリ容量 …… 50W/h
- サイズ …… 330 × 210 × 9.2~19.5mm
- 重量 …… 1.325kg
カテゴリ的にはUltrabookにおさまるのだろうが、そんなことはどうでもいい(そう思わせるのは日本独自のあの「トラ」マスクのおっさんが主因)。この変形ギミックに加え、VAIO Pro 13を超えるスペックは、名前は異なれど間違いなくZの系譜に連なる。おそらく、VAIO Pro 13にGT3内蔵プロセッサが来れば、VAIO Duo 13を選ばなかった可能性が高いが、あえてVAIO Pro 13の選択肢にGT3を加えなかったところが、SONYの狙いであるのだろう。この狙いに乗ってみようではないか、ということも選択要因としては大きなものがあった。
というわけで、まず行うべきは初期セットアップに加え、既存環境の移行である。いつものようにこの作業にはそれなりの時間がかかるので、今回はここまでとし、次回以降にVAIO Duo 13 | red editionの使い勝手であるとか、様々なことにふれていくつもりである。
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