国内外のニュースでも喧しいが、いよいよCERNからヒッグス粒子について重大な発表が現地時間4日午前9時(日本時間4日午後4時…って勤務時間中かぁ…)に行われる模様である。ヒッグス粒子については、CERNとは別に米国フェルミ研のテバトロンによっても近日中にアナウンスされるという話があり、CERNとしてはこれ以上発表を先延ばしできないという事情が見え隠れするが、何にしても発見報告まで秒読み段階に入ったとなるだろう。
学生時代、未知の粒子として学んだものが、ついにというかようやくというかいよいよ標準模型(理論)が完成したとなるのだろうが、既に「ある」ものとして学習した者としては、それが理論値に近いものなのか新たな発見といえるものがあるのかなどが気になる。ともかく、半年以上前に告知されて久しかったが、尻に火が付いたところでこのタイミングの発表。さて、どんな発表となるか楽しみとしつつ、今回はここまで。
参考記事1「CERN, LHCで7TeV(テラ電子ボルト)到達! いよいよHiggsボソン発見か!?」
参考記事2「いよいよヒッグス粒子、見えてきたか」
2012年7月4日午後7時45分追記
CERNから「CERN experiments observe particle consistent with long-sought Higgs boson」とプレスリリースが出たが、ちょっと歯切れが悪いような印象を受ける。やはり米フェルミ研の跫音が近づいていたからかなとも思ったが、これまでの観測(実験)等によってこのエネルギー帯がHiggs Bosonであることは疑いないだろう。2012年とまだ21世紀も始まったばかりだが、世紀の大発見と言っていい!かな。
コメント