思い起こせば、昨年はVAIO Z 2010年春モデルの発表が1月にあり、2月にはsonystyle(現 Sony Store)で注文開始、3月に手にすることができたのだが、今年は件のIntel 6シリーズチップセットのリコール問題が直撃し、ようやく各メーカが販売再開を打ち出している状況である。このため、SONYから一向にVAIO Z 2011年春モデル登場の雰囲気が見えず、Sony Storeでも旧モデル(現行モデル)のキャンペーンが徐々に期間を延ばされつつ、延長されている(3月1日時点では3月4日15時までとなっている)。
そもそも、VAIO Z 2011年春モデルは昨年よりも遅れるだろうことは、今年初めに米国で開催された「2011 International CES」会場にてモックアップという形で出てきたことから見えていたとも言える。昨年は、このタイミングで動作するモデルが展示されていたのだから、それがモックアップレベルにとどまったことで、2011年春モデルの遅延はこの刻からわかっていたことなのだ。
とはいいつつも、チップセットリコールまでは織り込み済みとはならず、結果としてこの時期まで発表すらできていない。今日から3月に突入だが、タイミング的に今月中に発表できなければ春モデルを名乗ることもままならないだろう。四半期ごとに新作を発表しなければならない義務などないが、Sandy Bridgeに関していうならプロセス微細化が順調に進むのであれば、1年以内、あまり過度な期待は禁物だが、1年前後程度でIvy Bridgeが登場するわけで、2011年のVAIO Zについて再検討するかもしれない。
とはいえ、いつものことだがいざ発表されてしまえば、事前のことはすべて妄言となることも多い。そんなことを考えつつ。今回はここまで。
コメント