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2011/03/06

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現在流動的な状況となっている中東諸国とオスマントルコ帝国の最盛期の勢力範囲を重ね合わせてみるとほぼ一致します。独立後も基本的には部族の連合体であり強力なリーダーシプでのみ統治がか不可欠であり、しかも油田が集中していることもこの地域の特徴です。しかも豊富なオイルマネーで住民も非産油国と比較して経済的に恵まれているのに、住民は不満を訴えています。貧しさではなく等しからざるを憂えると言う心理は何年経っても変わらないのもまた事実です。これ以上混乱が広がらないことを祈るのみです。

追伸
トブルク等の第二次世界大戦の連合国と枢軸国都との間の古戦場の名前が新聞紙上に登場するようになりましたが、ロメル将軍も草葉の陰かから推移を見守っているでしょう。日本の政党の派閥の取り込み合戦同様に政府側と反体制側との間で部族の抱き込みにしのぎを削っているようです。日本のようなオイルの消費国としては為政者が誰であろうと石油を安定的に供給してくれるように争乱が収斂することを祈るのみです。

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