毎日、Googleのお世話になっている私だが、また新たなサーヴィスインでますます機会が増えそうな予感である。それが昨日(1日)から開始されたアートプロジェクトである。
リンク先をご覧いただければ確認できるように、17の美術館がストリートビューと同じくヴァーチャル散策ができるのはもちろん、いくつかの作品は超高解像度で鑑賞することも可能だ。
この17の美術館のうち、私は4館しか行ったことがないので、まずは行ったことのある美術館ということでウフィッツィ美術館を見てみたところ、行った時のことが極端な言い方をすればついこの間のことのように感じられた。一方、行ったことのない美術館を見てみたが、こちらは確かに作品鑑賞はできなくはないものの、どうにも臨場感のようなものは感じ取れず、これで美術館に行った気にはとてもではないが感じられなかった。
つまり、私の感触ではストリートビューと同じで、行ったことのある場所であれば十分な「補完」情報として役には立つが、これ単体ですべてを把握できないのはもちろん、実際に足を運んで体験することにまったく及ばない、ということである。もちろん、美術館でどんなに作品に近づいたとしても確認しようのない超高解像度作品鑑賞は素晴らしいものだが、それ以外はやはり現地に行った体験にはまったく及ぶものではない。だからといって無価値ではなく、一度でも行ったところへの追体験やこれから行く際の事前情報としては大変に有用なものだと感じた。そんなことを感じつつ、今回はここまで。
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