シャープは昨日(21日)、パソコン事業から撤退し、既に昨年末からパソコンの製造を行っていないことを明らかにした(「シャープがパソコン事業撤退 タブレット端末に資源集中」(asahi.com)など多数)。ただし、本ニュースはシャープのWebページのニュースリリースでは掲載されていない(22日午前7時半現在)。どのニュースを見てもMebiusブランドの話ばかりだが、古くからのPCユーザであれば、MZシリーズ(かつての)、X1シリーズ、X68000シリーズの方が馴染みが深いだろう。かく言う私も、MZ-80(中古)、X1 turbo II、X68000(発売日初日に購入。懐かしのEXEクラブメンバ二桁ナンバ)といったPC(という表現はどうかなぁと思うがとりあえず)使いだったので、栄枯盛衰の思いが去来する。
NEC、富士通、シャープ、日立。どれをとってパソコン御三家というかは、立場によって異なるだろうが、かつてシャープはそれだけ大きな存在だった。だが、日立が2007年にパソコン事業から撤退したときには、シャープは撤退するのかしないのかといわれていたように、このニュースが出てくるのは時間の問題だったといえる。最近の人にシャープといえば「アクオス」とか「プラズマクラスター」とかいうようにPC事業は風前の灯火だったのだろう。
また一つ。諸行無常よのう…。と思いつつ、今回はここまで。
日本人向けパソコンの草分けとして8800-9800で成功したNECのシェアは相変わらず大きいようです。この牙城を崩すことは容易ではありませんね。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2010/10/22 10:37