せっかくのMobile PCなのだから、持ち歩いてナンボという方も多いだろう。私自身は、基本的に自宅と会社を往復するだけの平日なので、本機をバッテリ稼働させる機会はそうは多くない。図書館等で調査ものを行うにしても、ありがたいことにほとんどの環境ではAC接続可能なので、持ち運びはするが、バッテリ稼働させるシーンは本当にごくごく限られている状態である。
しかし、そうはいっても常にそうであるとは限らない。そういう時にこそのバッテリ稼働とも言えるので、今日からしばらくの間は、できる限り本機を持ち歩くように努め、なおかつ、AC接続を行わないよう意図的にACアダプタを自宅に置いていくことにした。こうすれば、本機を利用するに当たって否応なくバッテリ稼働させることとなり、これがいざという時にどのくらい使えるのかという指標にもなるだろう。
そんなわけで今回は、昼休みにとある喫茶店でこれを入力している。が、しかし、店員の方をはじめとして、なかなか視線に熱いものを感ずる。無論、私がスタイリッシュでかっこいいからではなく、目線は残念ながら本機の方を向いている。テカテカというほどではないが、こちらからは見えない天板の効果は相当なものだと言うことだろう。私の斜め前3.5メートルほど先に、ビジネスマンスタイルでノートPCを出している方が見えるが、この方もこちらをチラ見で意識している(笑)。きっと、これで私がスタイリッシュでかっこいいよかったなら、店中の視線を独り占めできたに違いない(苦笑)。
無論、そんなことはないので、バッテリ稼働モードで本機を使っている印象だが、前にも書いたようにテキストエディタでこういった文書を入力している程度では、まったく違いを感じようがない。ただ、ノートPC(モバイルPC)においては、HDD内蔵機の場合、HDDがスリープモード等に突入すると処理(動作)にひっかかりを覚えるところにイラつきを感じることがあるが(これを解消するにはHDDのスリープモード等への移行を長めに設定する必要があるが、バッテリ稼働の場合、本末転倒に陥りやすい)、SSD搭載の本機なので、そういうこともまったくない。SSDの恩恵はMobile環境においては、移動における安全性もさることながら、バッテリ稼働時におけるHDDとの付き合い方も考慮に入れなくてすむという、まさにコペルニクス的展開によって、著しく向上したように感ずる。というよりは、Mobileかつバッテリ稼働ならSSDでなくてはだめだという認識に立ったと言っても過言ではない。
さて、今のは一般的なMobile PCにおいても言えることであり、もちろん、これまでのVAIO (type) ZでもSSDを内蔵していれば同じことである。では、本機ならでは…というと何が言えるだろうか。やはり、これも以前に書いたように、画面解像度がFull HD(フルHD、1920×1080)となったことだが、これはバッテリ稼働とは関係ないかもしれない。しかし、バッテリ稼働においては、通常はSTAMINAモードで動作させる=グラフィックスシステムがIntelのものに切り替わることから、パフォーマンスに難があれば使用状況に影響が出得る形となる。とはいえ、たかがテキストエディタで文書を入力している程度で、そんな影響が出るわけはなく、Full HDの快適な高解像度環境をこのように外出先で利用できるという素晴らしさだけを実感できるのである。
そうそう、持ち運んでいる時は、本機だけを持ち運ぶのであれば1.5kg前後なので、まったく苦にならない。普段、私は本を常に携帯しているので、文庫本のようなものなら別だが、一般的な書籍と比べればたいしたことはない。また、他のものと一緒に持ち歩くにしても、全体が3kg程度であれば私にとっては苦でも何でもないので、本機自体がこのくらいの重量であれば、まったく問題ないのである。そして、以前にも記したことがあるが、勝手に電源が入っていて(正確に言えば勝手に入ることなどあり得ないが、ユーザ心証としてはそうなのだ)HDDが回転運動していることに焦りを覚えたことも多いが、SSDになったことでそもそもそういった心配をする必要がなくなったことも大きい。SSDというとHDD等に比べて信頼性に劣るという意見も聞かれるが、HDDの高密度記憶方式を多少でも理解している方であれば、それが単なる「程度問題」であることをご存じのはずなので、私的にはHDDを利用している状況と何ら変わりはない(多少の衝撃でデータが飛ぶ危険性の方がイヤである)。
喫茶店の中はそれなりの音がしているので、自宅の自室の静かな環境とは異なるので何とも言えないところであるが、排気口前後から出ていた風切り音はまったく聞こえない。もちろん、SPEEDモードにおいてもいつも風切り音やファン回転モータ音がしているわけではないが、若干重い処理を行えば聞こえていた(ベンチマークテストを走らせようものなら、それこそここまでするかいという音がする)。しかし、先ほどベンチマークテストを走らせてみたが、ほとんど聞こえてこない(ただし、風を感ずるのでファンが回ってはいるだろう)。単に喫茶店では周囲の音でかき消されているだけかもしれないが、外で使う場合の音を気にされている方ならば、STAMINAモードであれば気にする必要はほとんどないと言えるだろう。これが静かな図書館の個室とかではまた違った評価が必要となるが…。
では、20分ほど経ったので、今回はここまでにしよう。そうだ。最後にバッテリ消費量(残量)を確認しよう。残り95%ということは、単純計算で一時間で15%使用可能となる。バックライトの明るさを暗い方から2番目(これでも慣れてくれば十分)に設定していて6時間程度動作可能であるのなら、私にとっては十分問題ない範囲となる。Nehalemアーキテクチャだからといいつつも、全体的に見れば侮れないということか。なお、今回は外部接続環境を用意してこなかったので、このままblogにアップできないので、本日帰宅後にアップする予定である。
──と、いうことで帰宅。取り急ぎアップして、今回はここまで。
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