ベータが登場して半年ほど、RCが登場して3か月ほど、そして昨日(26日)リリースされたWindows Vista Service Pack 2(以下、SP2)をメインノートPCであるVAIO type Z(VGN-Z90US)に導入(インストール)した。SP2のダウンロードファイルサイズは365,230,920 bytes。10年ほど前であれば、とてもではないが雑誌付録のCD-ROMを当てにするところであるが、今は昔。ブロードバンド環境の普及のおかげでダウンロード時間は30秒とかからない。いやはや、とんでもない時代になったものだと加齢臭ならぬ、年寄り臭い話をしてしまうが、実際そうなのだから仕方がない。
さて、それはともかく、ダウンロードしたファイルはEXE自己解凍形式となっているので、これを実行すれば即、SP2のインストールスタートとなる。
まず、最初のウィンドウはこれ。無駄にデカいウィンドウサイズだが、広いデスクトップが当たり前の今日では余計なお世話であるが、空白だらけにするのだったら…。まぁそうでもいいので「次へ」ボタンを押す。なお、「Service Pack 2をインストールする前に」という文字を選択すると、Unicodeでエンコードされたファイル(注意書き)が開くが、大したことは記載されていない。で、「次へ」を押すと、いちいち示さないが、承諾しないとだめだよ的な案内が出るのでしぶしぶ承諾すると、インストールが開始される。
定番の台詞だが、「1時間以上かかる可能性があります」「コンピュータは数回再起動される可能性があります」とある。様々なハードウェアそしてソフトウェア環境があるので、こういった逃げ道を書いておくのは仕方がないことだが、インストールしているユーザにとっては何の意味もない。システム復元ポイントを作った後、ファイルコピー等一連の作業を行うが、このウィンドウが表示されている時間よりもシャットダウンやスリープモードに突入する際の画面(インストールしていますと表示)の方が長い。それが終わって再起動がかかった後も、いわゆる「ようこそ」画面が出る前にインストール作業は継続されている。
結果的に、インストールを開始してこの画面が出るまで約30分、再起動は1回のみであった。この結果は異なるPCであるのはもちろん、同じ機種であってもどういったソフトウェア及び周辺機器(デバイスドライバ)を利用しているかによって変化するので、あくまで参考値として見ていただきたい。特にうちの環境はHDDなので、SSDであればさらにインストール時間は短くなると思われる(アホなコントローラを載せているのは論外)。
では、やるまでもないが儀式のようなものなので、Windowsのバージョン情報でちゃんとSP2が導入されたかどうかを確認しよう。ご覧のように、「Microsoft Windows バージョン 6.0(ビルド 6002: Service Pack 2)」とある。どうやら無事にSP2のインストールは完了した、となるだろうか。
だが、SP2のどこが変わったかといえば、正直SP2にしてから30分ほど。あれこれやってみたがSP1の頃とほとんど変わらない。巷間によれば、速くなるという話も聞こえてきたが、もともとVAIO type Zでは速度に不満を持っていなかったので、仮に速くなったとしても違いは感じない程度かと思われる。要するに、この記事(笠原一輝のユビキタス情報局・Windows 7 RCのパフォーマンスに迫る~XP/Vistaの起動時間と比較)内にもそれとなくあるように「単に遅いPCでVistaを使っているユーザの戯言」、そして「無責任な風評」でしかなく、それなりの工夫をすればVistaとて遅くはないのだ(速いとはいわないが…)。
今後、何か気付いたらまた書いていこう、といったところで今回はここまで。
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