今日は2008年7月24日。最近プレイしている「ペルソナ4」(PlayStation 2)によって、今さらながらアナログ放送は「2011年7月24日まで」ということを思い起こしたが、そもそもこの日付の根拠は何だろうか?
総務省の地上デジタルテレビ放送のご案内によれば、「2011年7月24日までにアナログテレビ放送は終了し、デジタルテレビ放送に移行します!」とうたわれている。では根拠は?というと、Q and Aの中に「これは電波法の一部改正(2001年(平成13年)7月25日施行)により定められました。つまり、国民の代表である国会の決議を経て決定されたものです」と、いきなり権威を振りかざしており(苦笑)、有無を言わさずもう決まったことだからやるよ!といった感じである。
要は、地上アナログ放送の周波数帯を使用できる期間を法の施行から10年を超えない期間と定めたことで、2001年7月25日から10年を超えない期間、つまり2011年7月24日までというわけだが、果たして本当にできるのだろうか? 最近の後期高齢者医療制度やヴィンテージ家電などの問題に代表されるように、いざ施行してみたものの反発が強く、結局元の木阿弥になりはしないだろうか。事前に様々な形で広報するとしているが、アナログ放送視聴が不便になれば、その時点で反発が増えてくるように思う。
今日未明、岩手県で地震があり、そのちょっと前にも宮城県と岩手県の県境で地震があった。気になったこととして、地震で家屋が被害を受けた様子が報道される中、壊れているテレビのほとんどがブラウン管テレビであり、おそらく地上デジタルチューナーなどついてなさそうな印象を受けることである。本当にあと3年で隅々まで地方デジタル放送を受信・視聴できる環境が整うのだろうか。何だか、その前に電波法の改正が行われそうな気がする。
お! テレビニュースで一所懸命、あと3年とあおっている。地震のニュースがなければもっと大きく、早く取り上げたに違いない(苦笑)。
地デジでは緊急地震速報も遅れる、というデメリットがあることは言わないのでしょうね。
ま、速報自体にもあまり意味はないと思いますが(今回も間に合わなかったし)、この点ではアナログラジオが将来的に有利でしょうね。
投稿情報: アラゴロク | 2008/07/24 08:10