昨晩から未明にかけて、新しいノートPCであるVAIO VGN-SZ95USのセットアップ、並びに自分用カスタマイズを経て、ようやく使える環境となり、初めてこのマシンでBlogを書いています。この程度の作業では、直前まで使っていたVAIO VGN-SZ90PSとのパフォーマンスの違いは、まったくさっぱりわかりません。
とはいえ、具体的に「ここ!」と言い難いところはありますが、明らかにパフォーマンスアップを感じている部分はあります。以前のXWIN II Web Page時代なら、両機種のスペック比較やらベンチマークテスト比較などを行うところですが、Blogなので様々な制限があり、また私自身のモチベィションの変化もあって、そこまではやるつもりは今のところありません。ですが、機種名は掲げたものの、カスタマイズ可能なSonyStyle仕様かつ、自分自身のカスタマイズも含めて、以下のような構成となりました。
- マイクロプロセッサ……Core 2 Duo T9300
- チップセット……Mobile GM965 Express
- メモリ……4GB(DDR2 SDRAM, DDR2 667)
- グラフィックス……NVIDIA GeForce 8400M GS GPU及びGMA X3100
- ハードディスク……200GB(SerialATA, 7200rpm)
以上が簡単なスペックですが、自分なりにこだわったのは、マイクロプロセッサとHDDの選択です(チップセットやグラフィックスアクセラレータは選べませんが)。
ご存じのとおり、PenrynベースのMobile向けマイクロプロセッサの最上位はT9500です。しかし、T9300との違いはわずかに動作クロックが100MHzの差しかありません。T9500が2.60GHz、T9300が2.50GHzということで率に直せば、4パーセント速いだけです。
一方、T9300の下位は、T8300で動作クロックは2.40GHz。これもクロックの差は100MHzの差となっています。しかし、T8300のL2キャッシュはT9300の6MBの半分の3MBしかありません。昔の理屈では、キャッシュメモリが一定量以上多くなってもパフォーマンスに影響をほとんど与えないといわれていましたが、今日では消費電力に影響を及ぼすことが明らかになっています。つまり、この3MBの差はそれなりにある、と見ることができるわけです。
以上の理由だけでは、以前の私なら最上位のT9500を選んでいたでしょう。問題は、T9500とT9300の価格差にあります。概ね、15パーセント程度の価格差であれば、まだわかるのですが、かなり差のある価格差となっています。その上、半年後あたりには、T9700なんてのが出るに違いありませんから、そこまでこだわらなくてもいいのではという判断でT9300としました。
CPU-Z 1.43の結果を示します。FSBは800MHz(200MHz QDR)であることが確認できます。
キャッシュメモリのデータ。P6系伝統のL1キャッシュは、データ・命令共に32KBと変わっていません。L2キャッシュは6MBとなり、15年前のPCのメインメモリに匹敵するほどまでになりました。Windows 95は、最低4MBのメモリで動作したことを思うとすごい時代になったものだと実感します。
メインボード(マザーボード)の情報は、こんな感じ。ノートPCなので、自ら手を加えるようなことはないので、このデータはBIOSアップデートでもしない限り、変わることはないでしょう。
メモリは4GBにしてありますが、購入時は1GBでした。DIMMは安くなっているので、SonyStyle仕様ではなく、2GBのDIMMを2枚購入して取りつけました。4GBではありますが、BIOSレベルでは3GBまでの認識しかできません。もちろん、32-bit OSでも同様です。1GB捨てることとなってしまうのは惜しいですが、かといって、64-bit OSを導入する気にはなりません。なぜなら、64-bit OS、というよりも64-bitプログラムは、概ね32-bitプログラムよりも2~4割程度はメモリを必要とするからです。けっして、いい例えではないですが、16-bit時代のDOSで1MBのメモリがあれば広大なメモリ空間といえたものが、32-bit OSでは1MBは非常に狭いメモリ空間でしかないという理屈と同じです。私的には、64-bit OSを使うのであれば、最低でも8GBは必要、16GBはほしいと思っています。
う~ん、新しいマシンは使っていて楽しいですね~。と言ったところで今回はここまでとします。
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