ここは、東京都江東区塩浜二丁目、南開橋のかかる東南の地、そして江東区立深川第八中学校の西隣にこのオブジェはある。一度見たらなかなか忘れることのできなさそうなインパクトの強さだ(地元の方から言わせれば見慣れてしまってはいるのだろうが…)。
シーラカンスのような胴体に、手が生えていてそれが仮面を持って顔を隠している。シーマンもどきか?と思い、解説文を読んでみると、こんなことが書いてあった。
作品名は「Persona」。
美しき 青き星の創生のドラマは魅惑に満ちている
月-海-生命-進化
極に向かうPersonaの古代神話と人の在り方への戒律と示唆
進化論的倫理に思いを馳せ
遊翼のimageを展開する
1993.3 松本哲哉
………??? 何を言っているのかよくわからないが、きっと超越して私などでは及びもつかない世界が作者の中に展開しているのだろう。この作者はこの人面魚(人魚が仮面を付けたもの)が好きなようで、この作品以外にも同類のものが見られるようだ。プロフィールを調べてみると、
1935年東京生まれ。1968年前衛グループPELO結成し、長年に渡り東京などで個展を開き続け、現代社会にアンチテーゼを唱えた作品造りを続けている。
とのこと。やはり、前衛かと思わず苦笑いしてしまった。
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