シャープの液晶テレビ「LC-32GS10」を購入してしまったから、なのだが、急速にSEDへの熱が冷め始めている。そんな折、今日の朝日新聞で気になる記事を見つけた(アサヒコムにある概要版の記事「東芝&キヤノンの次世代薄型TV、世界最大見本市見送り」を参照)。アサヒコムには載っていないが、新聞では東芝の関係者へのインタビューも出ており、新聞の編集方法によるのかもしれないが、多分に歯切れが悪い。来年中には出荷するが、量産は困難らしいのだ。
量産技術が確立されなければ、価格競争など無理な話。どんなに早くても再来年が普及する年となり、おそらくは5年程度はかかるのではないかと思われる。この間、液晶テレビ等、競合する技術の進歩は止まっておらず、優れた技術特性を持つSEDといえど、普及できなければ絵に描いた餅でしかない。
液晶テレビもブラウン管に比べれば、「LC-32GS10」でも動画表示性能はまだまだ劣るが、1080pクラスの高解像度環境においては、ブラウン管では高精細感を出すのが困難であり、ハイビジョン映像における総合評価では液晶テレビの方がブラウン管テレビよりも優れていると思う。
SEDは、技術的な素性はいいのだから、何とか東芝及びキヤノンには頑張ってほしいのだが…。
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