──ということらしい。いや、これを書いているのが8日午後11時なので、もうちょっとすれば明後日になるわけだ。
これまで私は、SCEのゲーム機のほとんど、発売日初日に入手してきたが、PLAYSTATION 3については「え? もうそんな時期なのか!?」というのが正直なところ。私自身、ここまで盛り上がらないSCEのゲームハードも久しぶりであり、同時発売タイトルも何があるのか知らない。今までのパターンから「リッジレーサー」の最新版は出るのだろう、程度の知識しか持ち合わせていないのが、発売3日前にしての現状だ。
なぜ、ここまで興味がないのだろう。「大人になったから」。確かに、そういう見方もできるが、いくらゲームをプレイする時間が少なくなったといっても、まったくプレイをしなくなったわけではないし、ゲームハードそのものに対する興味を失ってはいない。にもかかわらず、触手…いや食指が伸びないのはなぜだろうか。
思いつくまま書いてみると、PlayStation 2の時はDVDメディア、特にDVD-Videoを見ることができるというのが、私の中での大きなアドバンテージだった。PlayStationとの互換性も、当時のゲームハードの中では画期的なことだった。CD-ROMドライブよりも読み込み速度の速いDVD-ROMドライブも興味があったし、見た目の進化もはっきりとわかる形で示された。しかし、PLATSTATION 3はといえば、Blu-rayディスクはなかなか面白い存在だが、PlayStation 2登場時のDVD-Videoほどには普及をしていないし、HD-DVD陣営との対決もこれからである。PlayStation 2との互換性は維持されるようだが、ソフトウェアエミュレーションが困難であるため、おそらくはPlayStation 2の心臓部(頭脳部の方が相応しい表現か)をそのまま搭載するだろうから、面白みに欠ける。そして、肝心のプレイしてみたいと思わせるようなPLAYSTATION 3専用ゲームが今のところない。
そう、PlayStation 2は、専用ゲームがないなりに楽しめる要素はあったのだが、PLAYSTATION 3はCell搭載コンピュータとしての楽しみを削がれてしまえば、もう純粋にゲーム専用マシンとして楽しめなければ有意義なものとはならないのである。そんなわけで、11月11日。たぶん、PLAYSTATION 3は並んでまで購入しないだろう(と思う(たぶん))。
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